2024.05.29
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カスタマーハラスメント
おはようございます。
セブンセンス社会保険労務士法人の山崎です。私からは、労務に関する最新情報やお役立ち情報、事業主の皆様に注意していただきたいことなどをお届けします。
今週のテーマは、
カスタマーハラスメントについてです。
カスタマーハラスメントとは、厚生労働者によると、顧客らからのクレーム・言動のうち、内容の妥当性に照らして、要求を実現するための手段・態様が社会通念上不相当で、それによって労働者の就業環境が害されるものとされています。
カスタマーハラスメントには、暴行・脅迫などの身体的・精神的な攻撃やSNS・ネットでの誹謗(ひぼう)中傷、土下座の強要、何回も同じ内容を繰り返すクレームなどの継続的・執拗な言動など様々なものがあります。
カスタマーハラスメントは、従業員に過度な精神的ストレスを感じさせ、通常業務に支障が出たり退職に追い込まれるケースも見受けられるだけでなく、企業も人材の流出や対応のための金銭的・時間的な損失を被ることから、従業員を守る対策が求められます。
そこで、厚生労働省はパワハラ防止措置を企業の義務としている労働施策総合推進法を改正し、従業員を守る対策を企業に義務付けることの検討に入りました。
また、東京都もカスタマーハラスメント防止のための条例制定案を取りまとめることとしており、今後の動向が注目されます。
それでは、来週もよろしくお願いいたします。