おはようございます！
セブンセンスグループ（SSG）の徐です。　

先週のメルマガの順番を完全に忘れてスっ飛ばし
ていました…。ま、たまにやるのでご愛敬！笑

ではお詫びもかねて、今週も【法人】について
のテーマでお話をしましょう。

前々回は法人とはそもそも何？？という
テーマでしたね。そして前回は法人の類型
について学びました。

ということで、今回は法人設立のメリット
について考えてみましょう。

ではレッツゴー！

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法人と個人のどちらがいいの？というテーマ
については、おそらく皆さんも一度は悩まれた
ご経験があるのではないでしょうか？

もちろん、さまざま議論がありますが、法人には
個人事業主と違って様々なメリットがあります。

ただし、ある程度の利益を確保できるというのが
大前提にあります。利益がないのに法人を作る
メリットは殆どありません。

さて、法人のメリットの中でも、特に大きな
メリットは以下の5つです。

①取引先や仕入先からの信用が増す
②事業年度を自由に決められる
③有限責任で個人資産を防衛
④節税面でメリットが大きい
⑤事業に対する覚悟が生まれる

ではそれぞれ見ていきましょう。

①取引先や仕入先からの信用が増す

一般的な見解ですが、やはり個人事業主より
も法人の方が社会的信用が高くなります。

今は資本金1円でも法人が設立できる時代です
から、一概に法人の方が信用力が高いとは言え
ないのですが、やはり一般的には法人の方が
信用力が高いと言わざるを得ないでしょう。

営業時、借入時、採用時など、法人の信用力の
高さを実感できるシーンが数々あります。

②事業年度を自由に決められる

個人事業主の場合には事業年度は暦年、つまり
1月1日から12月31日と決まっています。選択の
自由はありません。強制です。

これに対して、法人は決算日を自由に設定する
ことが可能です。

例えば、売上が極端に集中する月があるような
場合などには、その月を事業年度の最初にくる
ように決算月を決めるなどして、計画的に経営
できるようになったり、節税対策を考えたり、
といったことが可能となります。

また、決算月を変更することも随時可能ですので、
個人事業主に比べてかなり融通がききます。

③有限責任で個人資産を防衛

個人事業の場合は、税金や取引先への支払や借入
をする場合などは、全て個人の義務に帰属します。

事業に万が一のことがあった際には最後まで自腹
を切ってでも弁済する義務が個人にはあります。

これに対して、法人の場合は法人名義での権利・
義務関係となるため、個人の責任は出資の範囲で
の有限責任です。

万が一法人が破産となった場合でも、個人は出資
した範囲内でのみ返済義務を負うことになります。

もちろん、株主や社長個人が法人の連帯保証をして
いる場合には、個人事業主と何ら変わりません…。

④節税面でメリットが大きい

知らない方も多いのですが、実は個人事業主の場合
は支払ったお金を経費にできる範囲が極端に狭いです。

というのも、個人事業主の場合は、その支出が本当に
事業に関連するのか、はたまた個人的な支出なのか、
という判別が非常に困難だからです。

よって、個人事業主の場合は、明確に事業用であると
認められる費用だけを税金計算上の経費（損金）に
計上することができます。

これに対して法人の場合は、法人が支払った費用で
あれば、それが個人的な支出と認められるもの以外
は原則として経費とすることが可能です。

また、個人事業主の場合は原則として家族に支払った
給料を経費に計上することはできません。法人の場合
には、働いてくれた人には誰でも給料を自由に払う
ことができます。もちろん家族でも親戚でもＯＫです。

個人事業主に比べると、法人の方が圧倒的に経費に
できる範囲の幅が広く、節税メリットが高いのです。

⑤事業に対する覚悟が生まれる

これは多分に個人的な意見です。

が、法人設立にはカネがかかります。例えば株式会社
を設立するには30万円ほどの実費がかかります。

30万円ものお金を払って事業を開始するのですから、
法人を設立するということは真剣に事業を行うという
意思表示です。

個人であろうが法人であろうが、経営者は常に壁に
立ち向かい、困難を乗り越えて経営を行います。

そこで、わざわざ高い費用をかけて設立した法人を
潰してもいいなんて思う人はいないでしょう？？

そういった意味で、事業に対する経営者自身の覚悟が
生まれることが法人化のメリットではないでしょうか。

さあ、いかがでしょう？
ま、いいことばかり聞いてもね～…、ということで、
次回は法人のデメリットについてお話をしましょう。

え？なんで「来週」じゃなくて「次回」かって？？

ヒントは今日のメルマガの冒頭に。
ヒトは忘れてしまうこともある悲しい動物なのです…笑