補助金の交付申請について「事業再構築補助金」を例に解説します!!
おはようございます!
セブンセンスグループの冨永です。
毎週月曜日のメルマガは
補助金や融資等の資金調達に関する
お役立ち情報をお届けします。
今週は、コロナウイルス蔓延後、もっともポピュ
ラーになった補助金のひとつである「事業再構築
補助金」を例に、採択以降の「交付申請」の方法
について解説します。
「交付申請」は補助金の申請の中でも面倒で大変だ、と
よく言われる典型的なプロセスのひとつですね。
以下、詳細まで書いてしまうとかえって分かりづ
らいと思いますので、今回、この補助金に採択さ
れた後のプロセスを例に、最低限のポイントをお
さえてお伝えできればと思います。
尚、補助金全般にいえることも多々ありますので、
様々に参考になるかとは思いますが、必ず各種の補助金、
また各公募回の要領や手引きは確認しましょう。
【1. 交付申請とは?】
事業計画書が認められて、採択結果が発表され、
無事採択通知がきたからといって、すぐ事業の着
手はできません。この後ご説明する「交付申請」
の手続きが必要です。
イメージが近いのは自動車学校の仮免許や大学の
入試は合格したけど、登録していない状態です。
ですので、「交付申請」とは、事業に着手してもい
いようにする申請のことです。
尚、採択以降、交付申請がない補助金のありますので
各種、申請する補助金の内容は必ず確認しましょう。
【2.要するに何を提出するの?】
以下が提出資料の例です。
①交付申請書別紙1
→サイトからダウンロード
②履歴事項全部証明書(法人)・確定申告書(個人事業主)
③決算書(法人)・青色申告書/白色申告書(個人事業主)
④見積書
※単価50万円以上の経費を計上する場合は、2者以上に
相見積りが必要。中古は3者。
⑤建物費、機械装置・システム構築費の追加書類
(改修なら見取り図、価格の妥当性を証明するパンフ等)
かなり多岐に渡りますね。
特に見積りの取得が大変という事業者様は多いですね。
また各回で若干内容も違いますので、
必ず確認を取りながら進めましょう。
【3.何を注意すればいいの?】
①事務局から事前着手の承認を受けた場合を除き、
交付決定前に補助事業を開始された場合は、原則
として補助金の対象とはなりません。
交付決定日以降より補助事業を開始可能となりま
すので、この点、十分に注意が必要です。
②補助金の補助事業実施期間は
下記のように決まっております。
例:通常枠:交付決定後12ヶ月以内
(ただし、補助金交付候補者の採択発表日から14 か月後の日まで)
つまり、交付申請を早く完了させなければ、事業
に要する期間が短くなってしまうことになります。
③書類準備などに手間取ると交付決定の申請だけ
でも数か月かかるおそれがあるので、優先的に、
また前もって準備しておくことが重要です。
④見積書に関して、同一条件の相見積もりを準備
することです。同一条件とは、同一仕様の相見積
りであることです。
例えば、項目の名称を同じにする、単価や数量表
記を合わせる、「諸経費」などの使途不明項目は
詳細まで記載する等です。
以上
これだけでもかなり面倒だな、と感じてしまうか
もしれません。弊社もサポートサービスがありま
すし、事務局側もできるだけ分かりやすくした説
明資料等も準備していますので、臆することなく、
チャレンジしてもいいかもしれません。
早いもので、7月も後半に入り、すっかり暖かく
なってきて、関東も梅雨明けしましたね!
熱中症等、体調には気を付けながら、夏を満喫しましょう!
それでは今週も頑張っていきましょう!!