Column/コラム

令和6年度の雇用保険料率について

令和6年度の雇用保険料率について

おはようございます。
セブンセンス社会保険労務士法人の山崎です。

私からは、労務に関する最新情報やお役立ち情報、
事業主の皆様に注意していただきたいことなどを
お届けします。

今週のテーマは、令和6年度の雇用保険料率につい
てです。

令和5年度は、新型コロナウィルス対策としての
雇用調整助成金の支出が多額になった影響から、
財源確保のために雇用保険料率が改定されました。

そこで、1年に1度労災保険料と雇用保険料を申告・
納付する労働保険の年度更新の概算保険料が前年度
よりも大きく増え、驚かれた事業主の方もいらっ
しゃったと思います。

そのため、令和6年度も雇用保険料率が改定される
かどうか注目されましたが、厚生労働省の発表によ
ると、令和6年度は令和5年度からの変更はありませ
んでした。

具体的には、
一般の事業の場合、労働者負担分が6/1,000、
事業主負担分が9.5/1,000、
建設の事業の場合、労働者負担分が7/1,000、
事業主負担分11.5/1,000となっています。

その結果、令和5年度に従業員に支払った賃金の総
額が令和4年度に比べて大きく変動していない場合
は、令和6年度に申告・納付する保険料は昨年のよ
うに大きく増える心配はありません。

詳しくは以下をご覧ください。
https://www.mhlw.go.jp/content/001211914.pdf

それでは、来週もよろしくお願いいたします。