Column/コラム

2023年度地域別最低賃金額改定の目安について

2023年度地域別最低賃金額改定の目安について

2023年度地域別最低賃金額改定の目安について
おはようございます。
セブンセンス社会保険労務士法人の
山崎岳彦です。

 

私からは、
労務に関する最新情報やお役立ち情報、
事業主の皆様に注意していただきたいこと
などをお届けします。

 

今週のテーマは、
「2023年度地域別最低賃金額改定の
目安について」です。

 

厚生労働大臣の諮問機関の中央最低賃金審査会は、
2023年度の最低賃金の目安を全国平均で1,002円
にすることを決めました。

 

現在の最低賃金の全国平均は961円ですので、
上昇額は41円と過去最大の引上げ額になり、
引上げ率も昨年度の3.3%を
上回る4.3%になります。
これまでは、引上げの目安を地域の経済状況
によって都道府県をA~Dの4グループに
分けていましたが、今回からはA、B、Cの
3つのグループに分けることで
地域間格差を是正し、地方の最低賃金が
上がりやすくなっています。

 

各都道府県の引上げ額の目安は
Aランク(埼玉、千葉、東京、
神奈川、愛知、大阪)が41円、

 

Bランク(北海道、宮城、福島、茨城、栃木、
群馬、新潟、富山、石川、福井、山梨、
長野、岐阜、静岡、三重、滋賀、京都、
兵庫、奈良、和歌山、島根、岡山、広島、
山口、徳島、香川、愛媛、福岡)が40円、

 

Cランク(青森、岩手、秋田、山形、鳥取、
高知、佐賀、長崎、熊本、大分、
宮崎、鹿児島、沖縄)が39円となっています。

 

今後は各地方で地域別の最低賃金を議論し、
各都道府県労働局長が地域別最低賃金額を
決定することとなります。

 

それでは、来週もよろしくお願いいたします。