第10次「事業再構築補助金」の申請受付中!!
おはようございます!
セブンセンスグループの冨永です。
毎週月曜日のメルマガは
補助金や融資等の資金調達に関する
お役立ち情報をお届けします。
今週は、6/30締切回である第10次「事業再構築
補助金」の公募について、全3週に渡り解説する、
第3週目でございます。
事業再構築補助金は、ポストコロナ・ウィズコロ
ナの時代の経済社会の変化に対応するため、中小
企業等の思い切った事業再構築を支援することで、
日本経済の構造転換を促すことを目的とした補助
金です。
法人のみならず個人事業主等、新たなことにチャ
レンジを検討されている多くの事業者が該当する
補助金となります。
先週は、新たに追加された2つの申請枠について、
ピックアップしてご紹介しましたが、今回は審査項
目と加点項目についてご紹介したいと思います。
事業再構築補助金の審査方法は、各種審査項目、加
点項目で評価、予算に応じて上位〇%が採択という
流れですので、これらを理解しておくことは採択に
向けては必須となります。
<審査項目>
大きく、事業化点、再構築点、政策点の3つのポ
イントがありますので、それぞれもう少し細かく
見ていきましょう。
■事業化点
【基本項目】
・ニーズの有無
・競争優位性、差別化戦略の構築
・中長期での課題の検証
・事業化までの遂行方法
・スケジュールや課題の解決方法
・実現可能性(実行体制や資金調達)など
【前回からの主な追加・変更点】
・競争優位性の強調、差別化戦略の記載
・課題及び解決方法は中長期(5~10年程度)で
検討
・費用対効果、シナジー効果は再構築点へ
これまで以上に、持続的に発展できる事業遂行の
アピールが必須となることが想定されますね!
■再構築点
【基本項目】
・事業再構築の必要性
・事業再構築指針に沿った取組みであるか
・リスクの高い大胆な再構築か
・費用対効果、既存事業とのシナジー効果
・地域やサプライチェーンのイノベーション
・感染症等の危機に強い事業か
【前回からの主な追加・変更点】
・コロナや原油物価高騰の影響が削除
・複数の選択肢から選択しているかが追加
・サプライチェーンのイノベーションが追加
・費用対効果、シナジー効果の移動
これまで以上に、付加価値の高い事業を選択、
構築することが求められていますね!
■政策点
【基本項目】
・日本経済の構造転換を促すことに資するか
・デジタル技術や低炭素技術の活用等を通じて
経済成長をけん引し得るか
・V字回復の達成
・グローバルニッチトップの潜在性
・地域の特性、雇用の創出や地域経済の成長
・複数の事業者の連係
【前回からの追加・変更点】
・特に変更なし
■その他
・各種特別枠固有の審査項目があり、各特別枠の
公募要領の参照が必要
以上が審査項目となります。応募回を重ねるごと
に、競争も激化してきており、より優れた事業計
画を作成することが求められている印象です。
<加点項目>
加点項目を取ることで、審査が有利に働きます。
申請枠によって、対応していない加点項目もあり
ますし、すぐには取れない加点項目もありますが
該当しているようであれば、漏らさず申請してい
きたい内容です。
・特に業況が厳しい事業者
・最低賃金枠への申請
・EBPMの取組みへの協力
・パートナーシップ構築宣言
・再生事業者
・特定事業者であり、中小企業者でない者
・サプライチェーン加点
・健康経営有料法人認定
・大規模賃金引上げ
・ワークライフバランス(えるぼし、くるみん認定)
【減点項目】
加点項目とは逆に、減点となってしまう項目もい
くつかあります。該当する事業者様は少ないであ
ろう内容ですが、しっかり確認していきましょう。
・過去採択者
(グリーン成長枠、産業構造転換枠で申請の場合)
・複数事業者連携の不可欠性が乏しい
・事業による利益が第三者のものになる事業
※フランチャイズは要注意
以上
今回は、審査項目と加点項目について、みてきました。
事業再構築補助金は我々も申請支援しておりますので、
ご興味ありましたら、お気軽にお問い合わせください!
早いもので、
5月に入り、ゴールデンウイーク真っ只中となりました!
皆さまはどのようにお過ごしされますか?
体調には十分にお気をつけてお過ごしください。
それでは今週も頑張っていきましょう!!