補助金を獲得するにはスケジュール管理が大切です!(前編)
おはようございます!
セブンセンスグループの野本です。
毎週月曜日のメルマガは
補助金や融資等の資金調達に関する
お役立ち情報をお届けします。
今週は補助金を獲得するにあたっての
スケジュール計画、管理に関してお話しをさせていただきます。
補助金は前提として後払いとなります。
ひとまずは自己資金もしくは金融機関からの融資
といった自社で持ち出し、用意をすることが必要となります。
また、補助金は採択をされなければ支払われません。
そのため補助金の獲得を前提とした事業計画は望ましくないので
気をつける必要があります。
つまり、「事業の資金はどう用意するか」
「事業が開始できるタイミングはいつなのか」といった
事前に補助金特有のスケジュールを知っておく必要があります。
あと先を考えずに申請をすると後々、苦労をしたり
最悪のケースは採択をされたのに
補助金が支払われないなんてこともあります。
そうならないためにも
今回のメルマガ(前編)と
来週2月6日(月)のメルマガ(後編)は
ぜひ、要チェックいただきたいです!
それでは本題の補助金を獲得するまでの
スケジュール、流れについてお話ししていきます。
おおよその流れは以下となります。
①公募要領発表
②応募期間から申請期日まで
③審査期間
④採択発表
⑤交付申請
⑥交付決定
⑦補助事業期間(中間監査)
⑧完了報告
⑨確定検査
⑩補助金請求
⑪補助金支払
前編は①公募要領発表~⑥交付決定まで
解説していきます。
①公募要領発表
補助金の公募要領は
突然に発表されます。
経済産業省管轄で発表されております
直近の事業再構築補助金と
ものづくり補助金の
公募要領を記載しておきます。
【事業再構築補助金 第9回公募】
https://jigyou-saikouchiku.go.jp/pdf/koubo009.pdf
【ものづくり補助金 第14次公募】
https://portal.monodukuri-hojo.jp/common/bunsho/ippan/14th/reiwakoubo_14_20230117.pdf
また、補助金の申請は電子申請となり
GビズIDというIDとパスワードの
取得が事前に必要となります。
補助金に限らず様々な行政サービスに
ログインできるサービスですので
ぜひ取得してご活用ください。
②応募期間から申請期日まで
公募要領が発表されてから
申請期日までは2~3ヶ月ほどです。
この期間で事業計画書を含め
その他申請に求められている
書類一式を準備し、電子申請を
行う必要があります。
特に事業計画書の作成には
審査項目に沿った計画書を
作成する必要があり
時間もかかりノウハウが
求められます。
そのため「事業再構築補助金」は
『認定経営革新等支援機関』といった
中小企業支援に関する
専門的知識や実務経験が
一定レベルにある者、
企業との計画書作成が求められます。
セブンセンスはもちろん
「認定経営革新等支援機関」です!!
③審査期間
申請されたものは外部有識者からなる
審査委員会が評価し、
より優れた事業計画を採択します。
審査期間は各種の補助金や
その時の公募回にもよりますが
平均すると2ヶ月~2ヶ月半程度となります。
④採択発表
こちらも公募要領同様に
突然、申請した補助金のホームページより
採択結果が公表されます。
【例 事業再構築補助金 第7回公募 採択結果】
https://jigyou-saikouchiku.go.jp/pdf/result/tokubetsu_all07.pdf
上記、URLのように
採択された事業者のみが
公表される形式で発表されます。
ちなみに事業再構築補助金 第7回公募は
15,132件の申請公募があり7,745件採択されました。
採択率は約51%でした。
⑤交付申請
上記の採択発表で採択されたとしても
あくまでも事業計画書の内容が採択(内定)
されただけとなります。
交付申請のステップでは、
②の申請応募時に提出いただいた書類に基づき
補助事業経費等の内容を事務局で
補助金の対象経費として適切なもので
あるか見積書等の提出にて精査を行います。
必要に応じて修正・訂正等の
対応を行う場合もございます。
⑥交付決定
交付申請により認められた経費が
補助金交付額と決定し、
「交付決定通知書」が発行されます。
やっとこの時点から事業が開始(発注)
できるタイミングとなります。
※この時点とは「交付決定通知書」が
発行された日となります。
前編はここまでとなります!
いかがでしょうか。
今回は①公募要領発表から⑥交付決定までを
ご説明させていただきました
補助金が支払われるまで
ステップが多いなぁと思われた方も
いるのではないでしょうか?
そうなんです。
ステップは多いですし
なにせ時間がかかります。
そのためスケジュール計画を
立てておくや把握しておくことが
とても大切になります。
次週は後半の
⑦補助事業期間から⑪補助金支払までを
ご説明させていただきます。
早いもので
今週から2月に突入ですね。
引き続き、寒い日は続いておりますが
皆さま体調には十分にお気をつけてお過ごしください。
それでは今週も頑張っていきましょう!!