2022.12.05
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10月から変更されたキャリアアップ助成金正社員化
おはようございます。
セブンセンス社会保険労務士法人の
山崎岳彦です。
私からは、労務に関する最新情報や
お役立ち情報、事業主の皆様に
注意していただきたいことなどをお届けします。
今週のテーマは、
10月から変更されたキャリアアップ助成金正社員化
についてです。
キャリアアップ助成金正社員化は、
有期雇用労働者から正社員に転換した場合に
原則として1人につき57万円を、
無期雇用労働者から正社員に転換した場合に
1人につき28万5千円を助成するものです。
キャリアアップ助成金を申請するためには、
①契約社員として雇用してから6か月以上
経過後に、②基本給など毎月固定的に
支給している賃金を3%以上アップさせて
正社員に転換させる必要があります。
そして、①の期間の有期契約社員に
適用される就業規則と②の期間の正社員に
適用される就業規則とでは、正社員には賞与や
退職金が支給されるが、有期契約社員には
支給されないなど、基本給、賞与、退職金、
各種手当などのうちいずれか一つ以上で
違いがなければなりません。
また、②正社員に適用される就業規則には、
賞与または退職金のどちらかの制度に加え
昇給の制度を設けなければなりません。
さらに、契約社員から転換した正社員に
試用期間がついている場合は正社員とは
見做されないため、正社員の就業規則に
試用期間を定める場合には、「新たに」採用した
従業員には試用期間〇カ月を設けるなどとし、
正社員転換した人には試用期間は適用されないと
しておくことも必要です。
それでは、来週もよろしくお願いいたします。