Column/コラム

『世界の所得税』-富裕層増税案- 米国の税制改正

『世界の所得税』-富裕層増税案- 米国の税制改正

『世界の所得税』-富裕層増税案- 米国の税制改正

Topic『世界の所得税』-富裕層増税案-

米国の税制改正

バイデン米大統領は8日(米国時間)に、2024会計年度(23年10月~24年9月)の予方針を米議会に示しましたね。
ニューヨーク・タイムズへの寄稿に、「国民のためのメディケアを長期的に拡充するため、富裕層にほんの少し公平な負担を求める」としています。

*歳出については、国防費は過去最大規模となる前年度比3・3%増の8864億ドル(約121兆円)としており、
*歳入については、その支出増と赤字縮小の財源を確保するために、前年度比4.9%増の5兆360億ドルを見込んでいます。

富裕層増税案

<キャピタルゲイン課税>
ホワイトハウスが発表した増税対象中の “富裕層” 増税案はおおむね次のような骨子が提示されています。

*1億ドル超の資産を保有する上位0.01%の富裕層に対して25%の最低税率を設ける
*キャピタルゲイン税率を20%からほぼ倍増させる
*年間所得40万ドル以上の高所得者の所得税最高税率引き上げ
*企業の自社株買いの課税率を1%から4%へ引き上げる
*連邦法人税率を28%に引き上げる
*高齢者向け公的医療保険「メディケア」の保険料率引き上げ
⇒所得が40万ドル以上の富裕層についてメディケア関連税率を3.8%から5%に引き上げる。などなどですが、
遺産税や贈与税の詳細については今のところ特に触れていないので40万ドル以上所得者を広く対象としているようです。

もし、うまくこの増税案等が実現できた場合でも、今後10年間は毎年1兆ドル以上の赤字は必須で、米国の債務総額は2033年に年間国内総生産(GDP)の110%近くまで上昇する見通となっています。。。
ただ今回の増税路線が継続されることで、ようやく2025年度以降に縮小幅となり、今後10年で財政赤字を3兆ドル削減できるという計画です。

近日、共和党も独自の予算案を発表し、厳しい歳出削減を盛り込むことが予想されていますので、バイデン政権と共和党の調整が難航するのは必至です。
バイデン政権が本予算を速やかにまとめられるか注目されます。
(「ウォールストリート・ジャーナル」紙電子版 米国時間3月8日)
(※実質成長率は2023年度0.6%、2024年度1.5%、消費者物価指数(CPI)の伸び率は2023年度4.3%、2024度2.4%の想定による:歳出・歳入などの詳細は、JETRO添付資料表参照:https://www.jetro.go.jp/biznews/2023/03/a2f4bb77f9e239c8.html

米国時間は6タイムゾーン

大きな領土である米国は時間が6つに分かれています!
米国の各タイムゾーン、
≪4ゾーン+ハワイ州+アラスカ州=6つのタイムゾーン≫
を区分すると次のような地図になります。

米国時間は6タイムゾーン

=50州のタイムゾーン=
<AKST>アラスカ:Alaska Standard Time
<HAST>ハワイ:Hawaii Standard Time
<PST>太平洋:Pacific  Standard Time
<MST>山岳部:Mountain Standard Time
<CST>セントラル:Central Standard Time
<EST>東海岸:Eastern Standard Time

=日本時間との差=
<AKST>▲18
<HAST>▲19
<PST>▲17
<MST>▲16
<CST>▲15
<EST>▲14
(参照:HPアメリカガイドより)
※上記はアラスカとハワイ以外は、サマータイムで表示されています。

★標準時間のほかにサマータイム期間もありますのでちょっと複雑ですね。
米国で開催のWebセミナー、参加してみたら“シーーーン…”と静まり返っていて誰もいなかった。。ということが何回かあり、米国時間の把握は、今だに私の課題となっています(笑)

★★★ Seventh steps ★★★
さて・・、
広いアメリカ領土内には、ヨーロッパ人が米国に到来し、米国合衆国を作る以前のコロンブス時代から、今でもインデイアン民族と呼ばれる先住民が住んでいます。

その数は少なく、アメリカ合衆国全体のインディアンの人口2,786,652名(2003年)は、主にカリフォルニア州、アリゾナ州、オクラホマ州などに居住しているようです。

よく定番の写真でみますが、男女問わず髪の毛を束ねていますね。
この意味は、毛髪を霊力の源で神聖なものと考えて大事にしているからだとのことで、毛髪から6感以外のものをキャッチすることができるそうですよ。

そして、アリゾナに住む知人から聞いたのですが、文明を持たずに生きる彼らは、日々の祈りで願いを叶えることができるそうなのです。

~ Seventh stepsとは ~
先住民たちは、朝になると大地にしっかり足をつけて、7つの方角に向いて祈りをささげてエネルギーをもらうそうです。
これをセブンステップと呼んでいるとのこと。。
(※弊社税理士法人とは別のものです(笑))

★少しご紹介・・
*東の、太陽が昇る方向はスタートや始まりの意味なので、朝いちばんに感謝する
*南を向き、喜びや楽しみ、活動的に生きるエネルギーをもらう
*西からは、豊かさと豊穣と癒しのエネルギーをもらう
*北は、先人たちや先祖の叡智そのもの・・この叡智をいただくそうです
*上は、父なる天 上空からふりそそぐ星・月・太陽から気づきや直観をもらうそうです
*下は、母なる大地 大地は水や植物、住む場所をあたえてくれますので感謝をささげる
*最後は自分、内なる自身に感謝し、その内面がしっかり成長に導かれるように祈るそうです。(全体にぐるっと右回りして東で終了)

人類は文明が無い時代から、こうして直観と祈りで雨を降らせたり、隣村と通信をしたりして生きて来たのかもしれませんね。
古代から多くの迫害を受けてきた先住民たちですが、今でも富裕層や税とは異なる世界を生きています。

そう思うと便利な文明の中で、いろんなことを忘れてしまった私達にとって、とても感慨深いものがあります。
♪アメリカ先住民のセブンステップに乾杯です♪^^

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