Column/コラム

お客様は神様、いえ、殿様です!?

お客様は神様、いえ、殿様です!?

お客様は神様、いえ、殿様です!?
おはようございます!
セブンセンスグループ(SSG)の徐です。
セブンセンスに新入社員が加入して早1週間。
新人研修と称して1週間の間に様々な研修が
行われ、かくいう私も理念研修を1時間ばかり
担当させて頂きました。
その中で、税理士はサービス業だとよく言わ
れるけど先生型のサービスなんだということ
に気を付けてね、と熱弁を振るってきました。
先生型サービス業???
ということで、今朝はそんなテーマで少し
お話をしてみようかと思います。
(先生型には触れない…笑)
ではレッツゴー!
—————————————-
お客様は【神様】です
誰もがこの言葉の真意をよく知らず、
でも誰もが知っている言葉ですよね。
三波春夫の真意はさておき、商売において
自社の商品・製品・サービスを購入してく
れるお客様は神様も同然だ!
というのが一般的な理解です。
でも、先生型はこの言葉がキライです。
正しいのは、お客様は【殿様】です。
神様は絶対的な存在ですから、逆らうなんて
ことは天地がひっくり返ってもできません。
だから、神様が白と言ったら黒いカラスも
白になります。
なので、この乱暴な論理をそのままビジネス
に当てはめるとかなり面倒な事態が生じます。
値段を下げろ!
改良しろ!!
担当者をカワイイ女に代えろ!
もっとイイとこで酒飲ませろ!
オレの電話は1コールで応答しろ!
・・・
・・・
もう~、キリがありません。
こんなんマトモに相手にしていたら、
それこそ商売どころじゃありません。
だから、
お客様は【神様】ではなくて【殿様】ぐらい
が丁度いいのです。
何といっても相手はお殿様。時には理不尽な
要求があるかもですが、そこは自分が殿と
見込んだお方。主と仰いでサポートです。
尊敬できるからこそ、このお方をお殿様と
自身が認めてご奉公するわけです。だから
そこそこの無理も承知で頑張ります。
しかし、
このお殿様がある日突然に【暴君】になって
しまうということもあります。
歯止めの利かない暴走を始めるお殿様には
当然に諫言しなければいけないのですが、
それでも暴走が止まらない時があります。
そうです!
そんな時にはアレです!!
下剋上です!!!
コレが、お客様は【殿様】です、の本意です。
お互いに気持ちよく商売するためにはお客様
を選ぶことも重要で、無理難題を押し付けて
くる理不尽なお客様【お殿様】に対しては、
時として反逆する必要もあるというわけです。
表現が乱暴すぎてかなり暴論に聞こえるかも
しれないのですが…?
例えば私たち税理士の仕事に当てはめてみると、
これを経費に入れてくれ!と家族旅行の領収書
を持ってくる人がいるかもしれません。
もしこのお客様が【神様】だったら逆らうこと
なく経費に入れなくては…。だって神様の命令
なんだもの…。
でも、ソレはダメです。ダメなものはダメ!
だから、お客様は【殿様】です。
殿!お待ちくだされ!それを経費にすることは
民(社員)も江戸(税務署)も納得しません!
ナニ?聞き入れられないですと?では拙者腹を
切ってでも…、いやムリ…、里に帰りまする!
と、厳しく殿(お客様)を諫めても聞き入れて
もらえない時には、その人とは商売しなければ
いいだけの話なのです。
これは飛躍すれば商売でも恋愛でも一緒です。
私達は相手を選ぶことができるのです。
ということで、
お客様は殿さまです
という持論を展開してみた朝でした…笑