第5次公募「事業承継・引継ぎ補助金」の申請受付中!!
おはようございます!
セブンセンスグループの冨永です。
毎週月曜日のメルマガは
補助金や融資等の資金調達に関する
お役立ち情報をお届けします。
今週は、令和4年度第2次補正予算事業である
第5次「事業承継・引継ぎ補助金」の公募につ
いて解説してきます。
この補助金は、事業承継・M&Aに伴い既存の
業を廃業し、新たな取り組みにチャレンジする
予定の中小企業・小規模事業者(個人事業主を
含む)向けの補助金です。
この補助金が注目されている背景には、中小企
業の経営者の高齢化が進む中で、後継者不足が
深刻になっていること、そして中小企業の廃業
が増えていけば、雇用環境や技能承継等への影
響等の多くの課題があることが挙げられます。
この状況を打破する為に、事業承継を契機とし
て新しい取り組み等を行う中小企業者等及び、
事業再編、事業統合に伴う経営資源の引継ぎを
行う中小企業者等を支援するのが本制度です。
以下、申請する上で3つの事業(経営革新事業、
専門家活用事業、廃業・再チャレンジ事業)の
中から、御自身の会社がどの事業に当てはまる
のか、確認することが必要ですので、今回はこ
の3つの事業について、簡単に解説していきま
しょう。
■経営革新事業
経営革新事業は、「承継後の取り組み」にかか
る費用を補助するものです。補助対象経費は、
店舗等借入費・設備費などの経営革新に係る費
用であり、幅広い経費が対象になっています。
■専門家活用事業
専門家活用事業は、「M&A(事業引継ぎ)時」
等にかかわる費用を補助するものです。
M&Aには仲介業者の手数料やFA(ファイナン
シャルアドバイザー)の費用、企業価値を算定
するための費用、デュー・ディリジェンスの費
用などがかかり、これが中小企業・小規模事業
者にとって重い負担になっていましたが、これ
らを補助することができます。
■廃業・再チャレンジ事業
廃業・再チャレンジ事業は「承継時にともなう
廃業」にかかる費用を補助するものです。
たとえば、M&Aが成約せずに廃業になってしま
ったり、承継時に事業の一部を廃業したりする
場合に、廃業登記費・在庫処分費・解体費・現状
回復費等を補助します。
補助額に関しては、申請できる事業内容にもより
ますが、最大で800万円、補助率は1/2~2/3以
内であり、賃上げを実施することで、補助額を
UPさせることも可能です。
■まとめ
事業承継には後継者の育成や組織整備、M&Aの
交渉調整など、準備に時間がかかります。
目先のスケジュールとしましては、5/12締切回が
ありますが、事業承継・引継ぎ補助金は「通年
で公募し、3~4か月おきに複数の締切回を設定」
しているため、じっくりと準備をしてから申請・
事業実施ができますので、十分にご検討しながら
進めてください。
事業承継により経営者が若返ったこと、M&Aで
経営資源が集約されたことで、中小企業の生産性
や売上高の向上につながった事例も数多く報告さ
れています。
以上、事業承継・引継ぎ補助金は我々も申請支援
しておりますので、ご興味ありましたら、お気軽
にお問い合わせください!
早いもので、
4月も半ばに差し掛かり、
すっかり暖かくなってきました!
新生活を送っている皆様も、
体調には十分にお気をつけてお過ごしください。
それでは今週も頑張っていきましょう!!