来年度からのキャリアアップ助成金正社員化の要件の変更
おはようございます。
セブンセンス社会保険労務士法人の山崎です。
私からは、
労務に関する最新情報やお役立ち情報、
事業主の皆様に注意していただきたいことなどを
お届けします。
今週のテーマは、
「来年度からのキャリアアップ
助成金正社員化の要件の変更」
についてです。
現在のキャリアアップ助成金は、
入社後6か月以上経過した有期契約社員や
無期契約社員の賃金を3%以上アップさせて
正社員転換させた場合に、有期契約社員については
1人あたり57万円(大企業は42万7500円)、
無期契約社員ついては1人あたり28万5000円
(大企業は21万3750円)が助成されます。
このキャリアアップ助成金正社員化の
要件や支給額が来年度から変更される予定です。
主な変更内容としては、
①有期契約社員から正社員に転換する場合、
1人目は60万円(大企業は45万円)、
2人目以降は50万円(大企業は37万5000円)
になる予定となっており、
2人目以降の助成額が下がります。
(無期契約社員から正社員に転換する場合は
上記の金額の1/2です。)
②有期契約社員から正社員に転換する場合、
対象期間は入社後6か月以上3年以内でしたが、
3年以内の要件がなくなり、
入社後6か月以上に変更される予定です。
ただし、通算5年を超えて雇用されいる場合は、
無期契約社員から正社員に転換したものとみなされ、
助成額は有期契約社員から正社員にて転換したときの半額です。
③多様な正社員(勤務地限定・職務限定・短時間正社員)の
制度を新たに創設し、転換した場合、現在は上記の①に加えて
9万5000円(大企業は7万1250円)が加算されていますが、
来年度から40万円(大企業は30万円)が加算される予定です。
こちらは1事業所につき1回に限り申請することができます。
それでは、来週もよろしくお願いいたします。