『世界の相続税』- 桃太郎を探して –
Topic『世界の相続税』- 桃太郎を探して –
昔々あるところに、おじいさんとおばあさんがおり、山に芝刈りに行くと、“どんぶらこ…どんぶらこ…” と川から大きな桃が流れて来ました。
おばあさんが桃を家に持ち帰り、割ったところ中から赤ちゃんが生まれてきました!
昨年春、日本向けのゼレンスキー大統領の演説で、話題になったのを覚えていらっしゃいますでしょうか。
これは日本昔話の桃太郎ですね。
きっと、皆様もストーリーはご存じのことと思います。
桃太郎は、おばあさんとおじいさんに大事に育ててもらい、あるとき手作りのきび団子を持って、犬、猿、きじと一緒に鬼退治に出かけます。
そして鬼を退治して元気に帰って来たという物語です。(発祥の岡山県倉敷市は日本遺産に指定されています)
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この昔話は日本人らしい、武士道的な忠誠心や強さ、リーダーシップをアピールしつつも、曖昧で“ほわっとした”とした “わびさび” を残して終わっています。
さて、その後桃太郎は祖父母の後見人になったのでしょうか?
急に現実問題になりましたが、日本人であれば桃太郎は、その後もきっと祖父母に親孝行をしたに違いないと信じていると思います^^
★そうであれば、まさに桃太郎は “成年後見人” だったと言えそうです。
めでたしめでたし~
余談ですが、同じ日本昔話でも、
★“かぐや姫”は祖父母の擁護は辞退し、月に帰って行きましたので、後見人にはなれなかったんですね (笑)
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★弊社では、後見人であるイギリス人のお客様のご相続にご縁を頂きました。
後見人様は、同じイギリス人のおじさんの看病を何年も続けて、そして最後まで見届けられました。(筆者もイギリス式の葬儀に参列しました)
その、一転の曇りも悔いもない介護にとても尊厳さを感じました。
その後、後見人様は英国の信託受益権をそのままご承継されおじさんの愛を繋ぎました。。
めでたしめでたし~
各国の成年後見人制度について
外国にも成年後見人の制度が多くあります。
制度は名前だけでは、何のことなのかわかり辛いのですが、成年後見人とは血が繋がっていなくても、
エピソードの桃太郎のように、意思が決定できない人を最後までサポート支援してあげる役割の人なんですね。
『後見人は、“高齢者や身体障害者、知的障害者など、自己決定能力に制限のある成年者の保護すること” を目的』としています。
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★それでは、各国の後見人制度はどのようになっているのでしょうか。。
制度の理念や内容は様々ですが、それらは日本と似ているところも多いです。
各国の後見人制度のざっくりとした “外観イメージ” を簡単に2シートに別掲しております。
(字が小さくなっているので見え辛い場合はお尋ねください)
日本とイギリスは似ていますが、英国では任意後見を申請し多く普及しています。
一方、日本では法定後見を申請する人が多く、日本の普及は限定的になっています。
(参照:一部ニッセイ基礎研究所より)
国ごとに、判断能力が不十分な方の意思を支える制度は大きく異なりますが、本人の能力を生かして、できるだけ本人の自己決定を尊重しようとした制度の整備が進められている点は、どの国も概ね共通しています。
日本での後見人制度の法改正について
日本では、高齢社会が進展する中で、成年後見制度の潜在的な利用想定者はますます増加していくと考えられていて、将来的な成年後見制度の見直しを視野に入れた検討が実施されています。
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昨今も、 公益社団法人商事法務研究会が主催する「成年後見制度の在り方に関する研究会」に法務省や厚生労働省、最高裁判所が参加した上で、次の点が議論されています。
*利用があまり普及していないので促進していく
*本人の判断能力が低下していても後見人の選任がされていないのではないか
*成年後見制度を臨時的に利用できないか
*他の支援の可能性を含めて範囲や期間を柔軟的に対応できないか
*成年後見人制度の3種類を廃止して、事案ごとに権限を付すべきではないか
*成年後見人の柔軟な交代の許可
*成年後見人の報酬の予測可能性をできるだけ高くする などなど。
(参考:厚生労働省<第13回成年後見制度利用促進専門家会議>R4年5月18日)
成年後見制度の見直しに関する主な論点は、海外の制度の理念や現状も考慮しつつ、日本にも取り入れられるといいですね^^。
★★ おばあちゃんはどこから来たのだろう? ★★
~ありがたいがいっぱい~
おばあちゃんの引き出しはありがたいがいっぱい‼
子供たちから貰ったお菓子が入っていた紙袋、孫と拾ったどんぐり、古い古い昔の新聞記事の切り抜き、よくわからない花の種、おばあちゃんの引き出しは、“ありがたいの宝物” がたくさん詰まっている。。
引き出しを開けるといい匂いとやさしさに包まれる。。。
~いつも味方~
おばあちゃんは、どんなことが起きても子供と孫を100%信じている。
いつもおばあちゃんだけは100%味方になってくれる。
絶対怒らず!(^^)!ニコニコしていて、
おばあちゃんに会うとオレンジのエネルギーを貰えるから最強だ。。!
~忘れない言葉~
まだ社会人になったばかりの頃、こんなことを教えて貰ったのを筆者は思い出す
#おばあちゃんが教えてくれたこと#
「本当に大切なものはお金で買えないんだよ」
(筆者)…何かな、う~ん
“命、海、月の光、太陽、挑戦すること、友情,愛“とかかな。。
#おじいちゃんが教えてくたこと#
「お金持ちはお金で買えないものを沢山持っているんだよ」
(筆者)… えっ、お金持ちなのにお金で買えないものってなんだろう。
う~ん。。例えば、
“神様、感謝の心、信頼、運、時間、負けない心、経験、愛、挑戦“とかかな?
お金持ちってすごいな~!
私もそんな人とお友達になってもらおう!
と筆者は思ったりしました。
本当におじいちゃんは先生みたいでおもしろい。。。!
おばあちゃん、おじいちゃんが、自分とこんなに違うなんて、
いったいどこから来たんだろう。。
皆様はいかが思われますでしょうか。。
~1歳年齢を重ねるの意味~
人生100年の時代になって来たことを見聞きすることが増えました^^
例えば、先日日銀の黒田総裁が引退されましたが、次は大学で新しく教鞭を執られるそうです。
会見では78歳とは思えないハツラツさで希望に満ちていました。
後任総裁の植田総裁は71歳のフレッシュスタート、これから現役とはすごいな。。
★現実社会では年齢のパラダイムシフトが起き始めているように感じます^^
それを裏付けるように、南フロリダ大学とジョージア大学の研究チームは、人間の寿命はまだ伸びる可能性があり、今後数十年で現在の記録は塗り替えらえるだろうと発表しています。
~2060年までに世界最高齢記録は破られると予測し、それはどうやら120歳になるとかです。特に日本人が顕著になるそうです~(笑)
(『PLOS One』(2023年3月29日付)の数理モデル研究)
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さて、1年のサイクルは、地球が太陽の周りを公転する周期に基づいていますが、一周するのにかかる時間はおよそ365日です。
これによって現代の1年のサイクルが確立されています。
そして、日本や中国では、太陽暦と月暦をブレンドした旧暦を1年として、誕生日、祝日、季節、農作物や生活イベント暦が作られたんですね。
つまり地球が太陽のまわりを1回転して、年齢が1歳増えていく仕組みです。
こうしてそれぞれの物体は、個体差はあるものの太陽を1周まわりながら経年して、やはりいつかは消えていくのですね。
★誰もが、自分のおばあちゃんとおじいちゃんだけはずっと長生きして欲しい。。
自分より生きて欲しいと思っている!
でも、おばあちゃんがモンスターではない限り、肉体は終わりを迎えます。
こればっかりは、どんなしても笑顔(?)で受け止めるしかないのかもしれません…
でも、また新しい体で生まれて続きを始める事もできるのだから、悲しむこともないのかも。
~初めの一歩~
“毎日が初めの一歩だから元気、元気!年齢じゃないんだからね“
とおばあちゃんは言っていました。
・・そうか、おばあちゃんのエネルギーはここから来てるのか・・
もし、筆者が、“赤ちゃんからおばあちゃん” までの時間サイクルを、
毎日初めの一歩で繰り返していたとしたら・・・、
おそらく、生物年齢ではありえない1億歳はとうに超えているのでしょう。
地球が46億歳ですから、そういう意味ではまだ生まれたてです (笑)
そうです!次にあかちゃんで生まれたときは1億1歳からスタートです。
皆様もそうですね⁈
物体は経年していきますが、大切なものはさらに輝きを増すのでしょう。
そして、かわらず皆様と一緒に桃太郎のように、
挑戦し続けて楽しく生きていけるのだと思います^^
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