若年層が抱く仕事と育児の両立のイメージについて

おはようございます。
セブンセンス社会保険労務士法人の山崎です。
私からは、労務に関する最新情報やお役立ち情報、事業主の皆様に注意していただきたいことなどをお届けします。
今週のテーマは、若年層が抱く仕事と育児の両立のイメージについてです。
今回、厚生労働省の「共育(トモイク)プロジェクト」が発表した「若年層における仕事と育児の両立に関する意識調査」の結果(速報)から、現代の若者たちがどんな想いを抱いているのかの本音が見えてきました。
調査結果から見えた、若年層のリアル
1. 共育ては「したい」けど「支援」が必要!
「パートナーと協力して子育てをしたい」と考える若者がいる一方で、実に64.8%が「実現のためには、社会や職場の支援が必要だ」と回答しています。
これは、個人の努力だけではどうにもならない、社会全体でのサポートを求めている声と言えるでしょう。
2. 育休は当たり前!「1ヶ月以上」の取得を希望
若年社会人の7割以上が「育休を取りたい」と回答。さらに、そのうち約8割が「1ヶ月以上の取得」を希望しています。
これは、単なる休養ではなく、しっかり子育てに関わりたいという強い意欲の表れと言えます。
3. 会社選びの基準に「育休取得率」がランクイン!
就職活動で重視する「結婚や出産に関わる情報」として、最も多かった回答は「男性の育休取得率」でした。
これは、企業を選ぶ上で「仕事内容」や「給与」だけでなく、「子育てへの理解があるか」という視点が、もはや欠かせない要素になっていることを示唆しています。
若者が求める「理想の働き方」とは?
この調査では、若者たちが考える「理想の働き方」も明らかになっています。
それは、「仕事と家庭を両立できること」や「柔軟に働けること」。
この理想が実現すれば、モチベーションが高まるという声が多数寄せられています。
それでは来週も労務に関するお役立ち情報をお届けしますので、よろしくお願いいたします。