【3分で読める】会計事務所必見。確定申告は“8月”から始まる⁈ まだ間に合う!業務品質を確保する「前倒しの仕組み化」とは?【内部スケジュール公開】

会計事務所にとって、確定申告は毎年避けられない繁忙期です。
「年末が近づいてきたし、そろそろ準備を始めようか」多くの事務所がそう考えるなか、
セブンセンスでは申告が終わった“翌月”からすでに次期の計画が動き出し、8月には方針が固まっています!
実は、この「前倒しの仕組み化」こそが、申告件数を増やしながらも混乱や残業を最小限に抑えている最大の理由です。
繁忙期で浮き彫りになった課題を即座に次の企画に反映し、進捗管理表で「誰が・いつ・どの案件を・どのくらいの時間で」処理したかを記録。
これによりタスクの集中時期が一目でわかり、リスクを見据えたスケジュール設計が可能になっています。
今回のコラムでは、コンサルタントの島口が解説役となり、内部スケジュールの実態とともに、
「RPAやAI活用に挑戦するための基盤」と「業務品質の確保」という2つの視点から、
セブンセンス流の確定申告準備の真髄に迫ります!
🔍 確定申告・RPA・マニュアル・企画・kintone
…これらのワードに「おっ‼👀」となった方、必ず最後までご覧ください!!!

2010年アイクスグループ (現 セブンセンスグループ) 入社。 システム部門で採用され、社内サポートおよび年末調整や確定申告などの季節業務の企画・運営を担当。
2015年より、会計事務所向けにペーパーレス化の仕組みを指南するPSL(ペーパーストックレス)コンサルティングに携わる。
現在は、会計事務所専任コンサルタントとしてPSL導入支援やDocuWorksのセミナー講師、kintone管理者サポートを行っている。
【公開します】改めてセブンセンスの「スケジュール」はこれだ!
時期 | 主なタスク |
8月 | 前年度の業務整理 現場職員を含めた振り返りMTG、アンケート実施 来期の方針決め |
9月 | 業務フローの大枠が決定 RPA&AI活用フローの設計開始 |
10月 | 提携先とキックオフMTG 事前準備開始(作成資料の整理等) 職員の配置に関して最終調整 進捗管理表 本環境に作成 (中旬以降)短期アルバイト募集開始 |
11月 | 短期アルバイト募集、面接開始 進捗管理表 微調整 |
12月 | 進捗管理表 動作テスト、顧客情報取込 顧客提供資料の最終調整等 |
翌年1月 | オフィス環境を年末調整から切替 申告ソフトの最終整備 社内研修実施 (中旬以降)実務稼働 |
翌年2月 | 8割程度申告完了 |
翌年3月 | 全件申告完了 |
ー 二神さんのチームでは、確定申告が終わった直後から次期の計画が動き出すと聞いています。
現場を間近で見ている島口さんから見て、このスケジュールの重要性をどう捉えますか?
このスケジュールはRPAやAI活用、短期アルバイト採用といった施策を成功させる土台そのものです。
多くの事務所では12月頃になってから準備を始めますが、二神さんのチームは
8月には方針を固め、10月には提携先とキックオフを行っている。この早さこそが最大の違いです。
特に二神さんが語っていた「RPAの稼働がボトルネックになった」という課題は、実務直後だからこそ鮮度の高い情報として共有できます。
だからこそ、確定申告終了直後から次回に向けた緻密な計画が必要ですね。(「RPAの稼働」に関する詳しい内容はこちら!)
こうした前倒しの仕組みがあるからこそ、短期アルバイトの採用においても必要人数を明確にし、余裕を持った募集が可能になりました。
ー なるほど。では、なぜそこまで早く方針を固められたのでしょう?島口さんの視点で教えてください。
一つは、実務を行っている最中から現場の声を積極的に拾っていたことです。
曽我さんも「申告期間中でもアンケートやミーティングで意見を吸い上げてくれた」と話していましたが、
まさに繁忙期で見えた課題を即座に企画に反映していたのです。(現場の曽我さんのインタビューはこちら!)
さらに、進捗管理表の徹底も大きいですね。
誰がどの案件を、いつ、どれだけ時間をかけたかを記録していたので、案件のピークやボトルネックを一目で把握できました。
結果として「どの時期にタスクが集中するか」が数値で見える化され、タスク整理や人員配置、スケジュール設計が格段に容易になったのです。
コンサルタントの視点では、これらの取り組みはRPAやAI活用に挑戦する基盤であり、業務品質を確保する一環であると見ています。
期限が絶対に動かせない確定申告において、「前倒しの仕組み化」は成否を分ける要素です。
ー なるほど。まずは「RPAやAI活用に挑戦するための基盤になる」という点について詳しく教えていただけますか?
RPAやAIは「導入すれば一気に楽になる」というイメージを持たれやすいですが、実際は全然、違います!
土台となるデータや業務フローが整っていなければ、むしろ混乱を招くのです。
入力情報がバラバラ、例外処理が頻発している状態では、RPAはすぐにエラーで止まってしまいます。
二神さんが行っていたように、工程を整理し、進捗管理表で処理量やボトルネックを可視化することで
初めて「ここはRPAに任せられる」「ここはAI活用が可能」と判断できます。
お客さまのコンサルティングのなかでも、ここは常に強調している部分です。
したがって「前倒しの仕組み化」とは、RPAやAIを正しく活かすための環境づくりなのです。
ー では、「業務品質の確保」という観点ではどうでしょうか?
確定申告は期限が絶対です。遅れや属人化は大きなリスクになります。
特定の職員に偏れば負荷過多やミスの温床になり、処理記録がなければ抜け漏れの発見も遅れます。
だからこそ、進捗を数値化し、現場の声を集めることが重要です。
これにより、案件の偏りや例外処理を早期に察知でき、期限内に終わらせるための対策を前倒しで打てます。
つまり「前倒しの仕組み化」は効率化だけではなく、業務品質を確保に繋がると言えるでしょう。
これこそが、現場も経営も安心して繁忙期を迎えられる理由だと考えています。
\ 「前倒しの仕組み化」は、ギリギリまだ間に合う! /
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今回ご紹介したセブンセンスの実例を交えながら、
確定申告における業務設計・企画立案のポイントをじっくり学べるプログラムを開催します!
今回のコラムでは8月から準備を始めた事例をご紹介いたしましたが、
これからの準備でグン!と効率化が図れる業務設計方法をコンパクトにまとめた内容になっています!
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