Column/コラム

中小企業の退職金、制度化していますか?【第1回/全3回連載】

中小企業の退職金、制度化していますか?【第1回/全3回連載】

中小企業の退職金、制度化していますか?【第1回/全3回連載】

おはようございます。

セブンセンスの冨永です。


これから全3回で、全国で導入が進む「はぐくみ企業年金基金」についてご紹介します。
「退職金制度を見直したいけれど、どう整えればよいかわからない」「自社でも始められる制度があるのか不安」そんな方に向けて、制度の概要・メリット・導入事例を3回に分けて、わかりやすくお届けします。


■ 退職金制度が「見えないまま」になっていませんか?


「退職金はあるけど、ちゃんとした制度にはなっていない」

そんな声を、多くの中小企業の経営者の方から伺います。

実際、退職金制度があってもその内容は曖昧で、従業員には伝わっていない――というケースが少なくありません。

こうした“制度の不透明さ”は、職場への不安や離職にもつながります。

特に若手や中堅層、老後の備えが可視化されている職場を重視する傾向にあります。


■ 今、全国で注目されている「はぐくみ企業年金基金」


こうした課題に対し、多くの中小企業が取り入れているのが「福祉はぐくみ企業年金基金」という制度です。

これは、国の制度に基づいた確定給付企業年金(DB)で、全国の法人が参加できる「総合型基金」として運営されています。


2024年11月末時点で、

▼ 導入法人数:3,177社

▼ 加入者数:80,633人

に達しています。


■ “中小企業こそ使える”はぐくみの特長


はぐくみ企業年金は、中小企業の実情に配慮された仕組みが特長です。


・従業員1人からでも導入可能

・掛金は月1,000円から自由設定(上限:報酬の20%まで)

・掛金は従業員の任意選択制(選択給)

・掛金部分には税金・社会保険料がかかりません

・導入支援・説明会・書類作成もすべてサポート付き


つまり、負担を抑えて、退職金制度を“制度化”できる方法なのです。


■ 制度導入は本当に簡単?


「うちは人手も少ないし、制度導入なんて大変そう…」

そんな心配もご安心ください。

はぐくみ基金では、専門チームが導入から運用までを一貫サポート。オンライン説明会やシミュレーションの提供、申請書類の作成支援まで対応します。

日常業務に大きな負担をかけることなく、スムーズに始められるのが特長です。


■「見える制度」が、職員の安心と定着を生む


制度化された退職金は、従業員にとって大きな安心材料です。「自分がいくら積み立てていて、どう受け取れるのか」が明確になり、職場に対する信頼感も高まります。

さらに、制度運用後も導入支援会社のベター・プレイスが全面サポート。

システム「はぐONE」を通じて、掛金の設定・変更や受取見込み額の確認がスマホやPCから簡単にできるため、従業員にも制度がしっかり“見える化”され、納得感と安心感につながります。

結果として、採用力の向上・定着率アップにもつながるのです。


■ 次回予告


次回は、「はぐくみ企業年金基金」の具体的なしくみと、企業側・従業員側それぞれのメリットについて、さらに詳しく解説します。

「退職金制度を整えたいけど、コストも手間も不安…」という方に必見の内容です。