Column/コラム

社会保険における年収の壁について

社会保険における年収の壁について

社会保険における年収の壁について

おはようございます。

セブンセンス社会保険労務士法人の中島です。
私からは、労務に関する最新情報やお役立ち情報、事業主の皆様に注意していただきたいことなどをお届けします。


今週のテーマは、社会保険における年収の壁についてです。
社会保険における年収の壁は二つあります。


①106万円の壁
従業員51人以上の企業などに週20時間以上勤務している場合は年収が106万円を超えると厚生年金・健康保険などの社会保険への加入義務が発生します。


②130万円の壁
年収が130万円を超えると配偶者・家族の扶養から外れて国民年金・国民健康保険に加入するか、一般的には週30時間以上勤務する場合は厚生年金・健康保険などの社会保険への加入が必要となります。


パートやアルバイトなどで働いてその収入が一定額を超えた場合、国民年金保険料・国民健康保険料や社会保険料の負担が発生し結果的に手取り額が減少してしまうため、年収を抑えようとする働き方をすることが近年問題となっています。

一方、社会保険に加入することで、傷病手当金や出産手当金などを受給することができたり将来の年金が増えるというメリットがございます。

法改正により、社会保険の加入要件が拡大している中で、休職している従業員や出産控えている従業員に社会保険から受給できる手当があるかもしれません。


お困りのことや不明点がございましたらお気軽にセブンセンス社会保険労務士法人にご連絡いただけますと幸いです。


それでは、来週もよろしくお願いいたします。