おはようございます。

セブンセンス社会保険労務士法人の中谷です。
私からは、労務に関する最新情報やお役立ち情報、事業主の皆様に注意していただきたいことなどをお届けします。

今週のテーマは、マイナ保険証への切り替えに伴う健康保険証の廃止についてです。

現行の健康保険証は、2024年12月2日以降、新規発行が停止されます。既に発行されている健康保険証は、経過措置として最大1年間（2025年12月1日まで）使用可能です。ただし、有効期限が到来した場合や、転職・転居などで保険者に異動があった場合は、その時点で失効となります。

2025年12月1日までに従業員が退職、または家族が被扶養者でなくなった場合は、これまでの通り会社で回収が必要ですが、2025年12月2日以降は、使用できなくなった健康保険証を従業員自身で破棄することが認められています。

マイナ保険証の本格的な利用に伴い、保険者から「資格情報のお知らせ」が順次発行されます。協会けんぽの場合、2024年9月以降に会社を通じて、加入している被保険者および被扶養者全員に届く予定です。

このお知らせにより、加入者の資格情報が伝えられ、マイナ保険証の利用登録に関する確認も行われます。

また、マイナ保険証に対応していない医療機関を受診する場合や、何らかの事情でマイナンバーカードでの保険証利用ができない場合には、「資格情報のお知らせ」をマイナンバーカードとともに提示することで、保険診療を受けることが可能となります。

それでは、来週もよろしくお願いいたします。