Column/コラム

GEPAS biz Letter 2023.12.25

GEPAS biz Letter 2023.12.25

News Room《“International Taxation” News》
(2023.12.25)

海外資産にかかる税務は少しずつ身近な出来事になってきています
“GEPAS biz letter”は、seventh sense groupの大切なお客様に向け、
海外税務に関するさまざまな情報を発信しております
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 Topic『世界の相続税24』-星の王子さまの相続税 ❷-
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~ 月や惑星の土地をもっていたら相続税はかかるでしょうか? ~

近年、海外で月の土地が売られ始めていますね。
この土地は相続税の対象になるでしょうか。

もしかしたら、近い未来に、
月や惑星の土地の財産評価で戸惑う日がくるのかもしれませんね。
この惑星の相続税について、現在の法から検証してみました。
※前回➊(12/11)と、今回❷に分けて記載しています。


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■1■. 惑星を相続した場合の相続税の検証結果
星の王子さま(”地球人”か” 宇宙人”か不明)が、
バラさんに、自宅である惑星を相続した場合、
地球で相続税が課税されるでしょうか。
前回の➊の調査をもとに、いくつかの視点から検証してみましたよ^^

*Check1:王子さまが地球人か宇宙人かで、納税義務者がきまる?
もし宇宙人(1億歳⁈)ならば、
地球人が対象である国際租税法(国際法の特別規定)を
適用することはできないので、在外財産の惑星には相続税はかからないだろう。。
と推測されます。

もし地球人だったら…、
星の王子さまが、サンテグジュペリの親友の姿であったとすればフランス人になり、
フランス人が惑星を所有しているとなるので、
相続人のバラさんはフランスで相続税が課される?
この場合、フランスは遺産取得課税方式ですので、相続人に納税義務がありますね。

ところが!フランスは奥様や同棲・愛人は免税なので、
バラさんには免税者と推測されますよ。

*Check2:自宅の惑星は課税対象財産なの?
もし地球人(フランス人)が、
地球外の惑星の土地を取得したとしたら、
これは全世界財産として課税になるでしょうか?

いえ、惑星や月は全世界財産に入らない=課税対象にはできない
なぜでしょうか。
それは、実は地球内で取り決めている宇宙条約※1には
地球外の資源を独り占めしてはいけない」という条文があり、
そのように規定されているからなのです。

*Check3:惑星は評価できるの?
しかし、もしその国際宇宙法に批准していない国が、
惑星も財産として、本国で課税をしたいと言ってきたらどうでしょう。

この場合、多くの国では、国外財産の評価は時価になるのでしょうけれども、
…惑星は時価が存在しない、
つまり売買実績がないという事と、経済価値がない(効用が認められない)
ので価格がつかないとなり、評価額は0円です。

*The conclusion:結果的に
以上の検証の結果、どの視点からcheckしても、
惑星を相続した場合の相続税はおそらく0円 ではないのかと考えられました^^

■2■.宇宙財産には相続税がかからない⁈その理由は・・ 
実は、宇宙財産には相続税はかからないはずになっています。
それは、1.で検証したように、国際宇宙法 という法律で
ほんとうは守られているからなんですね。

サンテグジュペリはこの国際宇宙法を知っていたのでしょうか?
星の王子さまにこのように言わせています。
星は誰のものでもないし独り占めできないよ」と。

このセンテンスは、国際宇宙法や月・惑星協定の基本的な考え方と同様になっています。
(宇宙条約第2条(※1)、月協定第11条(※2))

しかし、問題なのは・・・、
この法律に比準していない国や独自に解釈している国もあるんですね。
なので、月の土地が売られはじめています。
このような土地の取得者がどんどん増えていけば、
所有権の問題は起こり得る可能性があるでしょう。

条約に批准している国はまだ数か国ですので、
批准していない国々の人は、月・惑星は早い者勝ちの世界と考えています。
(宇宙条約批准国109ヵ国、月協定批准国18ヵ国)

たとえば・・
米国やルクセンブルグでは宇宙空間は領有できないが、
そこに存在する天然資源は民間が自由に利用できるとしています。
地球の資源が少なくなってきている昨今、小惑星などに目を向けることは、
経済的な意味では妥当と言う意見もあるんですね。

火星と木星の間には多くの小惑星が存在していて、
人類でも到達し易い小惑星は約1500個程度あるようです(NASA発表より)。
将来は宇宙で金属や水資源が発見されたら、見つけたもの勝ちになる可能性が
でてきています。

※1(宇宙条約第2条
月その他の天体を含む宇宙空間は、いかなる手段によっても国家による取得の対象とはならない。
(ArticleⅡ;Outer space, including the Moon and other elestialbodies,
in not subject to national appropriation by claim of sovereignty,
by means of use or occupation or by anyother means.)

※2(月その他の天体における国家活動を律する協定第11条
月及びその天体資源は人類の共同の財産であり、そのことはこの協定の規定、
特にこの条の第5項に定める国際枠組みの適用を妨げない。
(ARTICLE11:The moon and its natural resources are the common heritage
of mankind, which finds its expression in the provisions of this Agreement
and in particular in paragraph 5 or this article.)

☆彡 大人は数字が大好き❓ ☆彡 
星の王子さまは、地球に来る前に6つの星を訪問しました。
そして、
大人はかわっている、数字が大好きなんだ」と言っています。

…そう言われてみると、みなさまはいかがでしょうか?
筆者も長いつきあいの数字達がどちらかと言うと好きな方です。

物語の中で、星の王子さまは
「大人は星を違った目で見ている。
旅行者はただちっぽけに光る案内と見て、
学者は星をむずかしい問題にしている、
僕の会った実業家は星を金貨だと思っている」と。

実業家に、
「星をもってると何に役にたつの?」と聞くと、
「金持ちになるのに役にたつよ」、
「でも星はだれのものでもないでしょ?」、
「いや一番先に星を所有しようとした自分のものだよ」と会話をします。
「僕は1週間に1度は火山のすす払いをし、バラに水をやり大事にしていたのに、
この人は星のために何もせずに自分のものだと言っている」

なので、星の王子さまは、“ほんとうに大人ってかわってる” と言います。

その上で、大人に “桃色のレンガのきれいなおうち”があると言ってもピンとこないのに、
おうちの金額を言うと、「それはいいおうちだね」と言い、

”友達ができた” と言ってもピンとこないのに、
何歳の友達…と言うと大人はピンときて納得する・・、

“僕の星はB-612だよ”と伝えると、「なるほど」と納得する・・、
なので“大人は数字が大好きなんだ”と言うのです。

星の王子さまは、今回の『 惑星の相続税の話 』を聞いたら
“やっぱり大人はかわっているな”と言うかもしれないですね。

大人の数字好きについて、みなさまはどう思われますでしょうか?
筆者は、きっと大人は信じて動いた結果や努力が、
数字に表れると言うことを知っているから数字が好きなのだと思うのですよ。

☆ ひとりに1つの惑星がGiftされることになっているのかも☆彡 
星は見る人によって違って見えると王子さまは言っています。
たとえば、実業家は何十億という星を金貨にたとえていますね。

みなさまは、どのようにみえますか…
星を見上げると懐かしくなったりしませんでしょうか?

筆者は、星は亡くなった人が、1人ずつ帰る星ではないかと仮定すると、
しっくりとくるのです。
星の王子さまはそれを知っていたのではないかと…。
どうしてか・・

なぜなら、物語で星の王子さまが訪れた6つの星は各1人ずつしか住んでいないです。
そして、星の王子さまは空を見上げ “星に帰る” と言って、
自分を毒蛇に噛ませて死んでしまいます。

そう仮定すると、惑星に1人で住み、地球に迷いこんだ星の王子さまは、
宇宙人でも人間でもなく、魂(幽霊)だったのかもしれませんね?

このようなことから、人々が星を見上げて懐かしく思うのは、
自分の帰る星が各1個ずつ用意されていることを悟っているからなのかも
しれないと思うのです。

サンテグジュペリは消息を絶ちましたが、
誰にも所有されることができない惑星、
相続税がかからない惑星に帰ったのではないかと私は思っています

澄んだ冬空は星座の顔ぶれも変化します。
時々見上げて何億光年の悠久の時の流れにある、
そんな懐かしいGiftチックな “My star” を感じるのもよいかもしれません。

■3■. 令和6年度税制改正大綱(12/14発表)
さて、現実のお話になりますが、
14日に令和6年度の税制改正大綱が発表されましたね。

=国際資産税に関する改正=
非居住者に係る暗号資産等取引情報の自動的交換のための報告制度の整備】

暗号資産等を利用した国際的な脱税および租税回避を防止するという観点より、
租税条約等に基づき各国税務当局と自動的に交換するための措置として、
国内の暗号資産取引業者等に対して、
非居住者の保有する暗号資産に係る取引情報等を、
税務当局に報告することを義務付ける制度が整備されます。

さて、私たちを取り巻く環境は不確実性が多いです。
10年前には考えられなかったような経済取引が生まれ、
そして税金が発生します。
もしかすると、みなさまにも近未来に、
本当に惑星の土地や、宇宙金属を相続する日が現実的になるのではないかと思ったりします。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

今年も大変にありがとうございました。
みなさまのお陰で、GEPAS bizでは今年も多くの出会いがあり、
感動的な喜びをいただけとことにメンバー心中より感謝しております。
どうぞみなさま、来年にむけてよいお年をお迎えください。

☆彡 Finally, as much as you like your love from us,
we’d like to wish you a very Happy Christmas and a wonderful New Year!


  Sincerely yours,

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さまざまな国に絡む節税対策はさまざまな角度から
   ・・GEPAS bizへ・・      

(エルマーの冒険より)
☆彡 See you again will be in New year!
Next the good  DRAGON! 

弊社GEPAS bizではお客様の海外資産取引における税務相談をお受けしています。
◇ Our company, GEPAS biz, provides information for
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