Column/コラム

厚生労働省が公開した年収の壁への対応策

厚生労働省が公開した年収の壁への対応策

おはようございます。

セブンセンス社会保険労務士法人の山崎です。

私からは、

労務に関する最新情報やお役立ち情報、

事業主の皆様に注意していただきたいことなどを

お届けします。

今週のテーマは、

「厚生労働省が公開した年収の壁への対応策」

についてです。

従業員数が①100人を超える事業所で週20時間

以上働くパート・アルバイトの人の年収が約106万円

以上になると厚生年金、健康保険に加入しなければ

なりません。

①以外の事業所で働くパート・アルバイトの人の年収が

130万円以上になると扶養に入れないため、

国民年金、国民健康保険に加入しなければなりま

せん。

①②とも本人が保険料を負担しなければならないため、

年収が増えても手取り額が下がる「年収の壁」にあたる

として、厚生労働省が「年収の壁」への当面の対応策

(「年収の壁・支援強化パッケージ」)を公表しました。

「年収の壁・支援強化パッケージ」は、短時間労働者が

「年収の壁」を意識せず働くことができる環境づくりを

支援するため、当面の対応としての施策を設け、

早急に開始するとされています。

具体的には、106万円の壁への対応として、

・キャリアアップ助成金のコースの新設

・社会保険適用促進手当

130万円の壁への対応として、

・事業主の証明による被扶養者認定の円滑化

を設けています。

詳細については次週ご紹介します。

それでは、来週もよろしくお願いいたします。