2023.06.21
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今年度の労働保険の年度更新について
おはようございます。
セブンセンス社会保険労務士法人の山崎岳彦です。
私からは、労務に関する最新情報やお役立ち情報、
事業主の皆様に注意していただきたいこと
などをお届けします。
今週のテーマは、
「今年度の労働保険の年度更新」
についてです。
年度更新とは、
昨年4月分から本人3月分までの
従業員に支払った給与の総額を申告し、
昨年の労働保険料を確定させるとともに、
本年の労働保険料の概算を申告するものです。
労働保険料の申告・納付は
7月10日までとなっており、
社会保険の算定基礎と並びに
1年の中で最大の社労士業界の
イベントになっています。
新型コロナウィルス対策のため
雇用調整助成金の支出が膨大になったことによる
雇用保険財源の回復のため、
今年度は雇用保険料率が増えています。
(一般の事業の労働者負担分と
事業主負担分の合計が15.5/1,000,
建設の事業の労働者負担分と
事業主負担分の合計が18.5/1,000)
セブンセンス社会保険労務士法人でも
年度更新の手続きをしていますが、
去年に比べて大幅に労働保険料額が
増えた事業所もありますので、
金額をご覧になって
驚くことがあるかもしれません。
概算保険料額が40万円以上
(労災保険、雇用保険のどちらか
一方の場合は20万円以上)になる場合は、
3回に分けて納付することもできますので、
作年よりも金額が増え、
40万円以上になったときは
分割納付を検討してもよいかもしれません。
また、納付方法も紙の納付書以外にも、
口座振替や電子納付といった
便利なものもあります。
それでは、来週もよろしくお願いいたします。