「小規模事業者持続化補助金」の申請受付中!!
おはようございます!
セブンセンスグループの冨永です。
毎週月曜日のメルマガは
補助金や融資等の資金調達に関する
お役立ち情報をお届けします。
今週は、「小規模事業者持続化補助金」の公募に
ついて、全2週に渡り解説する、第1週目でござ
います。
小規模事業者持続化補助金(=持続化補助金)は、
小規模事業者が自社の経営を見直し、自らが持続
的な経営に向けた経営計画を作成した上で行う、
販路開拓や生産性向上の取組を支援する制度です。
対象者は、法人のみならず個人事業主等、新たな
ことにチャレンジを検討されている多くの事業者
が該当する補助金となります。
今週は当補助金の概要や直近の採択率、また今後
のスケジュール等についてご紹介したいと思います。
<補助金の概要>
〇対象事業者
補助対象経費を使って販路開拓の取組をする「小規
模事業者」が対象です。小規模事業者の定義は業種
ごとに常時使用する従業員数で判断します。
・商業・サービス業(宿泊業・娯楽業を除く):5人以下
・宿泊業・娯楽業:20人以下
・製造業その他:20人以下
※役員や個人事業主本人は除く
有期雇用のパート・アルバイトは除く
尚、前回採択されてから10か月以内の事業者は
申請することができませんので、ご注意ください。
逆に言うと10か月を過ぎるともう1回申請でき
るので毎年申請できます。
〇申請枠
現状申請できる枠は以下の5つです。さらに、
各枠ではインボイスに転換する事業者はそれぞ
れの枠の上限に50万円上乗せ可能です。
・通常枠
上記でお伝えした対象事業者の要件を満たす事
業者様は通常枠に申請可能です。
補助上限金額:50万円
補助率:2/3
・特別枠(以下4つの枠)
対象事業者の要件以外に、それぞれの枠の要件に合
致すれば申請することが可能です。
補助金額:200万円
補助率:2/3
(賃上げ引上げ枠のうち赤字事業者の場合3/4)
1.賃金引上げ枠
補助事業の終了時点において、事業場内最低賃金
(社内の一番安い時給)が申請時の地域の最低賃
金より+30円以上である事業者。すでにクリアし
ている方は、さらに最低賃金を+30円以上引き上
げる事業者。
2.卒業枠
補助事業の終了時点において、従業員数の数が
小規模事業者事業者として定義する従業員数を
超えている事業者。
要するに小規模事業者でなくなることです。
3.後継者支援枠
アトツギ甲子園のファイナリスト等となった事業者。
4.創業枠
過去3年以内に「特定創業支援事業」による支援
を受け、かつ過去3年の間に創業した事業者。
ものづくり補助金や事業再構築補助金と比較する
と、補助額が高額ではありませんが、零細企業や
個人事業主にとっては50万円から200万円を補助
されたら大きいですよね。
〇補助対象経費
1.機械設備設置費
2.広報費
3.ウェブサイト関連費(HP、LP、ECサイト等)
※申請する投資全体の1/4以内までという制約あり
4.展示会等出店費
5.旅費
6.開発費
7.資料購入費
8.雑務役務費
※何か新しい取り組みを始めるにあたって必要になる
バイト代。ただし補助金で申請する取組以外の業務
は対象外
9.借料
10.設備処分費
11.委託・外注費
〇活用例
・はんこ店によるレーザー彫刻機導入による新サ
ービス「金属マーキング加工」の開始
・古民家をカフェとして営業する為、厨房の増設、
またWEBプロモーション
・蕎麦屋が地元特産のかき揚げをメニューに追加す
る為、高性能フライヤー(機械装置)を導入
業種・業態にかかわらず様々な事業者様がチャレン
ジ可能ですね。
〇直近の採択率
ここ1年の全国平均は60~65%程度の採択率で推移
しています。直近の第11次締切は、応募数11,030件
に対し、採択数6,498件の採択率約58.9%でした。
〇スケジュール
次回の締切回の第12次は6/1締切となり、これから
の準備ですと、かなりタイトな準備期間となってしま
いますので、次々回第13次の9/7締切回をおすすめ
します。
注意点は、申請までに管轄の商工会又は商工会議所に
申請書をチェックしてもらって事業支援計画書(様式4)
を発行してもらう必要があります。
各回の締切日の約1週間前にこの受付は終了しますので、
申請の締切ではなくてこの受付が実質的な締切と考えて
スケジュールをご検討ください。
以上
今回は、持続化補助金の概要等について、みてきました。
持続化補助金は我々も申請支援しておりますので、
ご興味ありましたら、お気軽にお問い合わせください!
早いもので、
ゴールデンウイークも過ぎ、夏の足音が聞こえてきました!
皆さまはどのようにお過ごしされますか?
体調には十分にお気をつけてお過ごしください。
それでは今週も頑張っていきましょう!!