経営者の個人保証を不要とする創業時の新しい保証制度(スタートアップ創出促進保証)が開始されます!
おはようございます!
セブンセンスグループの野本です。
毎週月曜日のメルマガは
補助金や融資等の資金調達に関する
お役立ち情報をお届けします。
今週はデットファイナンス、
融資について触れていこうと思います。
2週間前の2月13日(月)のメルマガにて
「財務省、金融庁、経産省、中小企業庁から
『経営者保証改革プログラム』
なるものが昨年末(2022年末)に公表されました。」
とお知らせをしました。
【経済産業省 URL】
https://www.meti.go.jp/press/2022/12/20221223006/20221223006.html
「これまでも『経営者保証ガイドライン』で
経営者保証なしで融資を受ける要件を定めてきたが、
これをますます加速させるぞ!」
「今後は経営者保証に依存しない融資慣行を確立するぞ!」
「経産省、金融庁、財務省が連携するぞ!」
と国の本気度がうかがえる
経営者保証改革プログラムでした。
早速、その一環として2月20日に
創業等から5年未満の融資に代表者の連帯保証を外して
保証を受けられる【スタートアップ創出促進保証】が
中小企業庁から概要発表され、2023年3月中に開始予定とのことです!
https://www.chusho.meti.go.jp/kinyu/2023/230220startup.html
代表者の連帯保証なしに融資を受けられる制度としては、
日本政策金融公庫の新創業融資がありますが、
これを利用できるのは創業2期以内の企業まででした。
しかし、本取り組みによって、
創業2期以降のスタートアップでも
経営者保証なしで融資を利用できる機会が増えることになります!
今回開始される保証制度では、
以下が主な制度概要となります。
①保証対象者は、創業5期以内の企業
②保証限度額は、最大で3,500万円まで
③保証料率は、所定の保証料率に0.2%上乗せした保証料を負担する
保証協会付き融資を利用する際は、所定の保証料を支払う必要がありますが
新制度では、その保証料率に0.2%上乗せした保証料を支払うことで、
経営者の個人保証を外して融資を受けることが可能になります。
もちろん保証料を支払わずに経営者個人の
連帯保証で融資を受けることも可能です。
しかし、起業することをためらう起業関心層の方のうち、
およそ8割が「借金や個人保証を抱えること」を懸念していること
を考えると多くの経営者が保証料を上乗せで支払い、
連帯保証を外して融資を利用するのではないでしょうか。
ほかにも創業計画書の提出や一定の自己資金を有していること、
「ガバナンス体制の整備に関するチェックシート」に基づく
確認および助言を受けることが必要であったり
保証制度を受けるための要件はいくつかありそうです。
いずれにせよ、
これから始まる新しい保証制度なので
今後スタートアップや中小企業が
どのように活用していけるか期待が膨らみますね!
セブンセンスでは、
創業時の支援も積極的に行っておりますので
本保証制度が少しでも気になった方は
お気軽にお問い合わせくださいませ!!
今週から3月の始まりですね!
寒い日もありますが暖かい日も増えてきた気がします!
寒暖差には十分にお気をつけてお過ごしください。
それでは今週も頑張っていきましょう!!