おはようございます。

セブンセンス社会保険労務士法人の山崎岳彦です。

私からは、労務に関する最新情報や

お役立ち情報、事業主の皆様に

注意していただきたいことなどをお届けします。

今週のテーマは、

65歳超雇用推進助成金 高年齢者無期雇用転換コース
（以下、高年齢者無期雇用転換コースと記載します）

についてです。

高年齢者無期雇用転換コースとは、

50歳以上かつ定年年齢未満の有期契約労働者を

無期雇用に転換させた事業主に対して、

中小企業に対しては1人につき原則48万円、

中小企業以外に対しては1人につき原則38万円を

1年度あたり10人まで助成するものです。

主な支給要件は、

(1)「無期雇用転換計画書」を提出し、

　　計画の認定を受けていること。

(2)通算5年以内勤務している有期契約労働者を

　無期雇用労働者に転換する制度を労働協約

　または就業規則その他これに準ずるものに

　規定していること。

(3)50歳以上かつ定年年齢未満の有期契約労働者を

　無期雇用労働者に転換すること。

(4)無期転換された労働者を、転換後６か月以上の

　期間継続して雇用し、当該労働者に対して

　転換後６か月分の賃金を支給すること。

です。

雇入れ後通算６カ月以上経過した労働者を

その後継続して６カ月以上継続雇用する点で、

以前ご案内したキャリアアップ助成金

正社員化コースと似ていますが、

キャリアアップ助成金正社員化コースは

正社員転換時に賃金アップしなければならない

のに対し、高年齢者無期雇用転換コースは

賃金アップの必要がない点などが異なります。

それでは、来週もよろしくお願いいたします。