Column/コラム

『世界の相続税15 』 – 龍宮城はタックスヘイブン –

『世界の相続税15 』 – 龍宮城はタックスヘイブン –

『世界の相続税15 』 – 龍宮城はタックスヘイブン –

News Room《“International Taxation” News》
(2023.7.31)

海外資産にかかる税務は少しずつ身近な出来事になってきています
“GEPAS biz letter”は、seventh sense groupの大切なお客様に向け、
海外税務に関するさまざまな情報を発信しております
——————————————————————
 Topic世界の相続税15  – 龍宮城はタックスヘイブン –
——————————————————————
暑中お見舞い申し上げます。
みなさまいかがお過ごしでしょうか、
沖縄や南の島に行かれる方も多く、
きっと夏をエンジョイされておられるとお察し致します。
・・筆者は暑さのためかわらずインキャラのままですが(笑)

さて、浦島太郎伝説は広くご存じだと思いますが、
太郎は日本人だったはずですが、非居住者であり、
奥様とは国際結婚だったということを意識された方は少ないのかなと思います。

太郎が数百年すごした龍宮城もいったいどこにあるんでしょうか・・?
それは日本国内の海、外の海、惑星?かといろいろな説があります。
そうするとだれと結婚したのだろうか?
漂流した先の異民族か、亀なのか、惑星の生物なのかなど疑問も多くなり
諸説が多い伝説のひとつになっています。

――うらしま太郎伝説――
うらしま太郎は、砂浜で五色に光る亀を助けて、お礼に龍宮城に招かれます。
美しくにぎやかな竜宮城で、乙姫やきらきら光る魚たちとおいしい食事に囲まれて、
楽しい日を過ごしました。

しかし、気が付くと深海の中で3年の月日がたっていたのですね。
浦島太郎は陸に残してきた家族が心配になり、
地上に戻ってみたものの、しかしなんと陸では時はすでに数百年も経っていました。
そして乙姫にもらった玉手箱をあけてしまうと・・老人となってしまったのです。

玉出箱に入っていた白い煙は、なんと「うらしま太島の時間」が
収められていたというわけです。
つまり龍宮城からのプレゼントは「煙と言う時間」だったとは…。

実はその続きがあります。
助けた亀は海神(わたつみ)の娘の亀姫であり、
国際結婚(?)をした2人はそのあと鶴となって神の国に飛び立っていくのです。

――伝説の真意はどこにーー
この物語りにある龍宮城は、
実は古代日本で信仰された海の彼方にある、
蓬莱(とこよのくに)であるとも言われています。
ただそれが惑星なのか深海なのかはわかりません。。

「蓬莱」は、永久不変や不老不死、若返りなどの理想郷として日本神話の他界観をあらわす代表的な神の世界の概念になっています。

それは、不老不死の神仙に対する憧れやそれを理想とする
中国からの神仙思想も絡まっていて、
“善行を行えば、鶴と亀という目出度い生き物になって、
不老不死を手に入れ、神様として祀られる“
という風に、物語はハッピーエンドで締めくくられているのですね。

一方、この伝説は海に囲まれている日本に渡来人が来はじめた時代にあっては、
異国との文化の違いや、国家主権の確立から、
海外への渡航や異民族との結婚を制限するという、
治世者による政治的な意図が隠れていたとも言われています。
その戒めの物語として、浦島太郎の話があるのではないかとする説もあります。

さらに、科学的な裏付け説ですが、
「龍宮城は神の世界で時間の流れがとても遅い」となっていますが、
それは別惑星ではないかという説があり、
龍宮城でほんの少しの時間を過ごしただけのはずなのに、
地上に戻ってみれば長い年月が過ぎていたというわけです。

“太郎が年を取らなかった”のは、光速で移動すると、時間はゆっくり進むのという
相対性理論から裏付けられるために、
龍宮城は地球外にあるのではないかという説もあります。
・・・ということは乙姫は地球外生物?になり
太郎はあきらかに国際結婚というわけですね。

(※ Source of  Urashima-Taro story)
浦島太郎の記録は遡って、
8世紀の初めに記録された『日本書記』では、
浦島太郎は丹波の国(今の京都府与謝郡)の人で、
釣り先で助けた亀が女人に化けて妻となった記述されてます。
また『万葉集』第9巻で登場する浦島太郎は、
海と陸の堺で海神(わたつみ)の娘(亀姫)に出会って結婚したあと、
神の国で神仙になったとも・・。
ほかにも『丹後国風土記逸文』『御伽草子』、などにも記述されておりますが、
内容はそれそれちょっとずつ違い、時代によっても変化しています。

■1■.国際相続対策としての信託
国際結婚の相続対策のひとつとして、
信託(トラスト)を作るという方法があります。

1)プロベート対策としての信託
プロベ―トにある米国・英国・香港などは
信託を設定して遺族に財産を残す方法があります。
財産を信託(トラスト)に組み込んで、Trusteeがそれを管理するのです。
※プロベート手続きとは、日
本のような戸籍謄本がない国では故人の家族や親族関係を確認するための作業です。

(トラストのメリット)
裁判所のプロベートを回避し、遺産を速やかに遺族に分配することができます。
そのため、長期にわたる時間と高額な弁護士費用を節約することも可能になります。
また、米国等では遺言書と異なりトラストは開示されませんのでプライバシーを守ることもできます。

2)米国トラストは米国籍になる
米国籍のトラストではその要件を満たす必要があり、
これを満たさないと外国籍とされ報告義務が重くなります。
その要件は、
①.米国の裁判所がトラストを管理監督できること
②.米国居住者または米国籍保有者の1名以上が、
トラストに関するいかなる重要な決断も下すことができることです

(See : A trust is a United Stakes person if
1. A court within the United States is able to exercise primary supervision over the administration of the trust (court test); and
2. One or more United States persons have the authority to control all substantial decisions of the trust (control test)  )

従って日本国籍の方が、米国でトラストを作成する際は、永住権をもつ方や、米国籍の知人、銀行等などTrusteeを探し指定することが必要になります。

3)米国トラストの相続
トラストの委託者である方が亡くなったあとは、
この被相続人はソーシャルセキュリテイ番号が消滅しますが、
相続税の申告「FORM1041」を提出する必要があるので、
個別にEmployer identification Number(納税番号)を取得する必要があります。
同時に、被相続人が日本人であれば、
納税義務を判定して日本でも相続税の申告が必要になる場合があります。

■2■.国際結婚の贈与と相続税
さて、うらしま太郎が日本人ではなく他地域の人と国際結婚をした場合に
相続があった時の税金はどうなるのでしょうか?
① 日本無制限納税義務者のうらしま太郎が、乙姫から龍宮城の財宝をもらったら、
うらしま太郎は、日本で贈与税を払わないといけなくなります。
※ただし10年以上日本深海以外に在住していた場合は、
納税義務者外になる可能性がありますので、
彼は龍宮城に数百年いましたので非居住者になりそうですね^^
② 妻の乙姫が日本の財産を相続すると乙姫は日本で相続税がかかります。
③ 二人とも深海(課税管轄権外)に居住していて、
日本の財産を取得しない場合は日本では贈与・相続税の納税義務がなくなります。

★★★ 龍宮城に住める未来がくる? ★★★
~龍宮城はそんなに深くない~
さて、龍宮城が海中にあったとしたらどのくらいの深さだったのでしょうか。。
もしかしたらそれほど深くなく人間でも潜れる水深50mくらいのところかなと
考えられます。
➣ 理由は次のようにことからです。

図は海中での色の見え方ですが、水の中では、空気中と光の見え方が異なり、
通常の光は白色ですが、水深が深まると赤、オレンジ、黄色、緑の順に色が
ひとつず吸収されて、人間の目にみえる色は減ってしまい、
最後には青だけ残り深海では黒しか見えなくなります。
つまり深海200mくらいに泳いでいる鯛や平目の魚たちは、
人間にはカラフルではなく黒にしか見えないのです。
そして光の屈折によって同じものも33%拡大して見えるので、
陸でみるより近くに大きく見え、その上音は空気中より4倍の速さで伝わるので、
水中ではとてもにぎやかな現象が起きます。
もしも、龍宮城が大きく美しく魚もカラフルでにぎやかなところであったなら、
それは深海ではなく50mくらいの深さだったのでは。。。と。


そして、
実は、私たちも近未来「龍宮城」に住める日が訪れるかもしれません!
それももっと深海です。

私たちが住む地球は約70%が海でうち深海が80%を占めていますが、
そこには、食料や、エネルギーなどが豊富に貯蓄されていて、
人類が今直面している食糧や水不足、エネルギーや資源、CO2削減などの様々な問題を解決できる大きな可能性が秘められています。
日本の国土はあまり広くないですが、地球上の海をあわせると

 

日本の領域主権の表面積は世界6位、海の深さまで入れると世界4位にもなります。

そのような中、この海のポテンシャルを生かすことを考えた会社があります。
それは大気から海底までを構築物で統合することで深海の価値を広げる夢のある都市計画であり、同社は、日本を深化させる《オーシャンスパイラル都市計画は2030年》の技術開発を進めています。
そして、水深3000メートルまでたどり着くと、深海プラントのほか、深海域での養殖、深海冷水と海洋表面の水との温度差を利用した海洋温度差発電や、深海の圧力差による海水の淡水化も計画されており、深海の持つ恵みに浸れる生活が広がります。
うらしま太郎のように深海のユートピアに行ける構想実現に期待感が強まりますね。

(清水建設HPより https://www.shimz.co.jp/topics/dream/content01/ )

うらしま太郎伝説は、海の彼方に理想郷を観想した、
今に生きる人類にとっての夢物語です。
しかし、夢物語が現実になる日がやってきそうな予感です。
・・そして深海に住所をおくことで、“相続対策”になる現実もくるかもしれませんね^^
(※深海には課税主権が及ばないからなのです)

=================
さまざまな国に絡む節税対策はさまざまな角度から
・・GEPAS bizへ

弊社GEPAS bizではお客様の海外資産取引における税務相談をお受けしています。
◇ Our company, GEPAS biz, provides information for
overseas taxation procedures and give best advice for you!
=========================
               GEPAS biz
海外資産プロフェッショナル・アドバイザリー・サービス・ビズ
Global Estate professional advisory service biz

◆ Please contact us
Email : gepas@retest04.xsrv.jp
◆ New!   GEPAS biz web site.
https://gepas.jp/
◆ Akasaka office Website in English
https://seventhsensegroup.com/en/
◆ GEPAS biz Letter のバックナンバーはこちらから
https://seventh-sense.co.jp/column/?p-cat=%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E8%B3%87%E7%94%A3%E7%A8%8E%EF%BC%88GEPAS%20biz%EF%BC%89========================