Column/コラム

【事業主必見】今更聞けない会計初心者講座 ~記帳の基本をおさらい~
2025.03.04
資金繰り

【事業主必見】今更聞けない会計初心者講座 ~記帳の基本をおさらい~

【事業主必見】今更聞けない会計初心者講座 ~記帳の基本をおさらい~

「会計って難しそう…」そんなイメージを持っていませんか?
個人事業主や小規模な会社を経営していると、会計のルールや手続きがよく分からず、「何から始めればいいの?」と悩むことも多いですよね。帳簿のつけ方や経費の扱い、確定申告の準備など、知らないまま進めると後で大変なことになってしまうことも…。

でも、実は少しずつポイントを押さえていけば、会計はぐっと分かりやすくなります。本コラムでは、初心者がつまずきやすいポイントをやさしく解説し、「知らなかったせいで損をする」ことを防ぐための知識をお届けします。コラムを担当するのは、得意げに、そして易しく会計について教えてくれるおカネコ先生です!

さて、日々の経理業務にあたって、まず最も重要なことは正しく記帳を行うこと」です。

「記帳なんて簡単じゃん」「確定申告のときにまとめて整理すればいいんじゃないの?」と思っている方もいるかもしれません。しかし、それではいざ申告の時期になって書類を探し回ったり、記帳漏れが発覚して大慌て…なんてことになりかねません。

実は、日々の記帳業務は決して難しいものではなく「毎日コツコツ積み重ねること」が大切なのです。売上の記録、領収書の整理、入出金の確認など、ちょっとした習慣を身につけるだけで、確定申告の準備がグッと楽になります。では、具体的に何をすればいいのか?分かりやすく解説していきます🐈

個人事業主や小規模経営者がおさえておきたい記帳に関する基本をリストアップしました。まずは、このリストを参考に「自分の事業に必要な作業」を確認してみましょう!

記帳(帳簿付け)とは?

記帳とは、事業の収入(売上金)や支出(経費)を正しく記録することです。日々、帳簿に残すことで、現在の財務状況を把握しやすくなります。

記帳を怠ると、資金繰りの管理が難しくなり、税務申告時にミスが発生するリスクがあります。特に青色申告では、正しい記帳が控除の適用条件となるため、しっかり管理することが重要です。事業の透明性を高め、経営の意思決定をスムーズにするためにも、日々の記帳を習慣化しましょう。

事業を進めていくと「融資」「補助金」の申請を行う場合があるかも!
申請の際に、帳簿の提出を求められることが多いので、
管理を徹底してほしいニャン!

記帳の基本ルール

記帳には、大きく分けて単式簿記複式簿記の2種類があります。

単式簿記:家計簿のように、収入と支出を記録する方法。
初心者向けで簡単ですが、青色申告の55万円または65万円控除を受けるには、複式簿記で記帳する必要があります。(10万円控除は単式簿記でも可能)

日付収入支出摘要
2025/04/011,000売上
2025/04/032,000A商店から仕入

複式簿記:取引を「仕訳」と呼ばれる形で記録する方法。「お金の流れ」と「その理由」の2つの側面で記録していきます。
青色申告の55万円または65万円控除を受けるには、この方法で記帳する必要があります。

日付借方科目借方金額貸方科目貸方金額摘要
2025/04/01現金1,000売上1,000商品A
2025/04/03仕入2,000現金2,000A商店

比べてみると複式簿記は複雑に見えるかもしれないけれど、
クラウドの会計ソフトを使えば、銀行やクレジットカードとの自動連携など
仕訳入力をサポートしてくれる機能が充実しているから大丈夫ニャン!

1.取引の発生を確認
売上、仕入、経費の支出などをチェックできるようにしましょう。
クレジットカードや通帳を連携できる会計ソフト(マネーフォワード クラウド会計など)を使用している場合は、会計ソフトを開く習慣をつけて、常時取引の発生を把握できるようにしましょう。

2.証憑(しょうひょう)の整理
証憑とは、領収書、請求書、通帳の取引履歴、契約書などが該当します。取引で発生した証憑は、税務調査の際に取引の正当性を証明できるため、経理管理ではとても重要です。

3.帳簿に記録
会計ソフトや帳簿エクセルを使って取引を記録していきましょう。
主要なクラウド会計ソフト(マネーフォワード クラウド会計など)では、自動で仕訳を記録してくれる機能が用意されています。また、現金取引などの自動連携ができない取引も、簡易的に登録できる工夫が施されています。

簡単なステップだけど「また今度でいいか!」と後回しにすると
後々、数字が合わなくなる恐れが!きちんと習慣化してほしいニャン!

ご紹介した通り、記帳は「毎日コツコツ積み重ねること」が大切です。しかし「つい後回しにしちゃう…」という方も多いはず。そんなときは、「毎日15分だけ記帳する」「必ず会計ソフトを起動してから業務を始める」…など、まずは記帳しやすい環境を整えることから始めてみましょう。

取引が発生したら、その日のうちに記帳するのが理想ですが、難しい場合は「週に一度まとめる日」を決めるのもアリ。ただし領収書や請求書はなくさないように、すぐにスマホで写真を撮ると安心です。

会計ソフトを使えば自動で記帳できる機能も充実しているから、
うまく活用して「あとで困らない経理」を目指すニャン!