Column/コラム

賞与の所得税の計算方法について

賞与の所得税の計算方法について

賞与の所得税の計算方法について

おはようございます。
セブンセンス社会保険労務士法人の山﨑です。


私からは、労務に関する最新情報やお役立ち情報、事業主の皆様に注意していただきたいことなどをお届けします。


今週のテーマは、賞与の所得税の計算方法についてです。


毎月の給与支給の際に源泉徴収する所得税は、非課税通勤手当などを除いた給与の金額から厚生年金保険料、健康保険料、雇用保険料を控除した金額(①)を基に、「給与所得者の扶養控除等申告書」を提出している人には源泉徴収税額表という表にある月額表の甲欄の扶養親族等の数に当てはめた額、それ以外の人には乙欄に当てはめた額になります。


月額表はこちらです。https://www.nta.go.jp/publication/pamph/gensen/zeigakuhyo2023/data/01-07.pdf


これに対して、賞与支給の際に源泉徴収する所得税は、原則として、賞与の金額から厚生年金保険料、健康保険料、雇用保険料を控除した金額×源泉徴収税額表の賞与に対する源泉徴収税額の算出率に当てはめた税率になります。


上記の税率は、前月の給与から控除した(①)の金額に源泉徴収税額表の賞与に対する源泉徴収税額の算出率の表に当てはめたものになります。


賞与に対する源泉徴収税額の算出率の表はこちらです。https://www.nta.go.jp/publication/pamph/gensen/zeigakuhyo2023/data/15-16.pdf


毎月の給与と賞与とでは所得税の算出方法が違うことや、賞与の金額は毎月の給与の金額よりも高いことも多いため、賞与の所得税が高いと感じることがあるようです。


それでは、来週もよろしくお願いいたします。