おはようございます！
セブンセンスグループの冨永です。

毎週月曜日のメルマガは
補助金や融資等の資金調達に関する
お役立ち情報をお届けします。

今週は、今週は2024年度の補助金がどうなる
のか? について、令和5年度補正予算の概要資
料から、2024年度の事業再構築補助金、ものづ
くり補助金、小規模事業者持続化補助金を中心に、
来年はどのように変わるか解説します。

また新設される省力化補助金(仮)についても考
察します。来年度の事業計画を検討するための
参考になれば幸いでございます。

■2024年度 国の補助金事業の全体像

・政策目標
地方・中堅・中小企業を含めた持続的賃上げ、
所得向上と地方の成長を実現する

ということで、キーワードとしては、「賃上げ・
所得向上」ですね。

政策１
中小・中堅企業の賃上げに向けた省力化等の大規
模成長投資補助金
予算規模：3,000億円
目的：地方においても賃上げが広がること
対象：工場等の拠点新設、大規模な設備投資

新たな補助金が始まる可能性があります。
具体的なスキームは未定ですが、予算規模が大きい
だけに注目が高まることが予想されますね。

政策２
中小企業省力化投資補助事業
予算規模：1,000億円
もともと事業再構築補助金の中小企業等事業再構
築促進事業がこの事業に統合されました。目的や
内容も大きく変更しましたので、以下で詳細を見
ていきましょう。

政策３
中小企業生産性等革新推進事業
予算規模：2,000億円
ものづくり補助金、小規模事業者持続化補助金、
IT導入補助金、事業承継・引継ぎ金事業が該当し
ます。ほぼ例年通りの予算ですが、変更点もあり
ますので、以下で確認していきましょう。

【各補助金の動向】

■事業再構築補助金
（中小企業等事業再構築促進事業）

変更点、注意点
・中小企業省力化投資補助事業に再編される
　→新しい補助金となる可能性がある
・第12回公募が最後となる可能性がある

目的
・2023年：感染症等の危機に強い事業への大胆な事
　業再構築による日本経済の構造転換を促す
・2024年：売上拡大や生産性向上を後押しし、人手
　不足に悩む中小企業等に対する省力化投資の促進

新設
事業再構築補助金が役割を終え、新たに省力化補助金
（仮）が新設、または事業再構築補助金に内包される
可能性があります。
IoT、ロボット等の人手不足解消に効果のある汎用製
品をカタログに掲載。簡易で即効性がある省力化投資
が対象となるようですが、詳細は情報待ちとなります。

■ものづくり補助金

事業概要の変更
・2023年度：革新的な製品・サービスの開発。又は生
産プロセス等の改善
・2024年度：革新的な製品・サービスの開発。又は生
産プロセス等の省力化

微妙な違いですが、現行申請要件のひとつである新た
な生産方式の導入や新たな提供方法の導入に資する事
業は対象外となる可能性もあり、新しい情報を待つ必
要があります。

新設枠
・新設：省力化（オーダーメイド）枠
　補助上限：750万円～8,000万円
　補助対象：工場・物流施設等の大規模な自動化など？
　　　　　　を想定

金額が大きいだけに、詳細情報が気になりますね。
追加情報を待ちましょう。

再編
これまでの申請枠は「製品・サービス高付加価値化枠」
に統合・再編。この枠内で以下2つの類型に分かれる。

・通常類型
既存の通常枠、回復型賃上げ・雇用拡大枠がこの類型
に統合

・成長分野進出類型枠（DX,GX）
既存のデジタル枠、グリーン枠がこの類型に統合

補助上限枠：1,000～2,500万円（現状と大きな変更なし）

グローバル枠については大きな変更はなさそう
補助金額や補助率も大きな違いはないようです。

■小規模事業者持続化補助金

今のところ、大きな変更はないようです。
補助金額は通常枠：50万円、特別枠：200万円です。
免税事業者からインボイス発行事業者へ転換した場合、
補助上限額＋50万円です。

以上、現段階の情報をまとめると
、
・事業再構築補助金は第12回、つまり次回で終了の可能
　性がある
・2024年のキーワードは。省力化（人手不足への対応）、
　賃上げ。所得向上、インボイス対応
・注意点は、今現在までの情報でご案内していますので、
　今後の公開情報を引き続き、注視していきましょう。

また、最後に告知をさせてください！
定期的に「補助金と融資の勉強会」を開催しています。
補助金と融資の最新情報をギュッと詰め込んだ勉強会です。

以下のURLより申込みできますので、
ご興味のある方はぜひご参加ください。

https://seventh-sense.co.jp/hy-seminar2/
今年の月曜日の配信は、融資や補助金情報を中
心にお送りさせていただきましたが、本年は今
回で最後になります。
皆様、お付き合いいただき誠にありがとうござ
いました。また来年もどうぞよろしくお願いい
たします。
体調には十分にお気をつけてお過ごしください。
それでは今週も頑張っていきましょう！！