Column/コラム

労働保険の年度更新

労働保険の年度更新

労働保険の年度更新

おはようございます。

セブンセンス社会保険労務士法人の山崎岳彦です。

私からは、労務に関する最新情報やお役立ち情報、

事業主の皆様に注意していただきたいことなどを

お届けします。

今週のテーマは労働保険の年度更新についてです。

労働保険の年度更新とは、

労働保険(雇用保険及び労災保険)の前年度に

確定した保険料と当年度の概算保険料を

申告・納付する手続きです。

保険料の算出方法は、労災保険料は、

保険年度(4月1日から翌3月31日まで)に

全ての労働者に実際に支払われた賃金総額に、

事業に応じた料率を乗じて算出します。

雇用保険料は、保険年度

(4月1日から翌3月31日まで)に

雇用保険の被保険者となる労働者に

実際に支払われた賃金総額に事業に応じた

保険料率を乗じて算出します。

年度更新は、原則として毎年6月1日から

7月10日(今年は7月11日)までの間に

申告・納付しなければならないため、

当社労士法人も現在こちらの業務を行っています。

今年度は、雇用調整助成金の支出などにより

財政が悪化した雇用保険の改善のため、

雇用保険料の事業主負担分が4月から既に

引き上げられており、労働者負担分も

10月から引き上げられますので、

仮に概算の賃金総額が昨年度と

同じだったとしても納付する保険料は

多くなります。

また、労働者負担分の引き上げのため、

10月以降の給与計算では雇用保険料の計算には

気をつけましょう。

それでは、来週もよろしくお願いいたします。