違法賭博で稼いだ金にも税金がかかる!?
おはようございます!
セブンセンスグループ(SSG)の徐です。
今朝はズバッと本題から。
4年近く前の新聞記事です。
「競馬や競輪などでの高額払戻金について
会計検査院が調べたところ、1千万円以上
の「大穴」で当たった金額の8割ほどは
税務申告されていない可能性があることが
わかった。」
https://www.asahi.com/articles/ASLB95FLHLB9UTIL02K.html
競馬・競輪・競艇などなど、高額な払戻金
があっても大半が未申告らしいとのこと…。
会計検査院が公営ギャンブルの主催者に
ヒアリングしたところ、1回1050万円以上の
払い戻しが2015年だけでも530件127億円も
あったとのことで、平均すると、1件当たり
なんと2400万円!
う~む、うらやましい…。
さてさて、公営ギャンブルで得た一定以上
の所得は一時所得や雑所得として申告義務
があることはご存じでしょうか。
国税庁のホームページ中でもバッチリと
書かれています。
https://www.nta.go.jp/publication/pamph/shotoku/kakuteishinkokukankei/koueikyougi/
記事によれば、2015年分の確定申告で
1000万円以上の一時所得や雑所得を申告
した全国の約1万8200件を調べたところ、
1050万円以上の払戻金を得た人から申告
されたとみられるのは僅か50数件20億円。
つまり、申告の割合は僅か1割弱。
実に9割超の人は無申告という事態です。
でも、逆に考えると、
10人に1人、1割もの人達がギャンブルで
得た金をきちんと申告して納税している
ということで、日本人の納税意識の高さ
に感心します!(^^)!
ちなみに当時国税庁は
「検査結果が正式に公表されておらず、
コメントできない」
なんてアホなコメント出していました。
課税対象ならきちんと把握できるように
最初から準備しておきなさいよ!
と当たり前のツッコミが入って当然です。
例えば仮想通貨など税務が世の中の実態と
かけ離れて遅れることは多々あります。
世の中のスピードに制度が追い付かない
なんてのは、まあ理解の範疇です。
でも、公営ギャンブルなんて何十年も前
からあるのに、その間その1割しか課税
できていない、ってヒド過ぎですね。
耳も目も疑います。正直者が馬鹿を見る
世の中なんて絶対にアウトです。
ということで、
申告・納税は皆様の善意にお任せします、
とテキトーなことは立場上言えないので、
どんなギャンブルが税務申告の対象となるか、
ささっとお勉強しておきましょう~。
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以下のギャンブルは【一時所得】として税金
の申告・納税が必要になります。マジメな
皆さんは是非覚えておきましょう!
競馬・競輪・競艇・オートレース
パチンコ・パチスロ
海外カジノ・オンラインカジノ
一時所得には50万円の特別控除があるので、
50万円を超える利益があったら税金がかかります。
利益が50万円以下の場合は申告不要です。
ところで、
「オレ、こないだ麻雀で大勝ちしてさ~!」
こんなケースは??
ムムム、賭けマージャンはそもそも違法です。
違法行為のギャンブルでの価値は税金は・・・?
はい、税金かかります!
違法賭博だろうが何だろうが税務は無関係です。
稼いだら原則として確定申告が必要です。
ま、申告する人はいないと思いますが…。
雀荘の場代を経費として計上して申告ですかね?
賭けマージャンを生活の糧にしている裏プロは
事業所得として申告ですかね?
ちなみに、ギャンブルとは全く関係ないけど、
麻薬の密売人だって収入があって利益があれば
原則は確定申告が必要です。
そしたら、麻薬売上と麻薬仕入れがあって粗利も
きちんと計算できますね!
売り子への裏金は人件費。
麻薬を保管する倉庫は賃借料。
使い物にならない不良品は廃棄損。
ちゃんと弥生会計とかで計算してたりして…笑
ということで、
これって税金かかるの??
どうやって申告するの??
なんて気になった時はSSGにご相談を!
セブンセンスグループ(SSG)には、
税務・労務・法務はもちろん相続や贈与、
遺言に関するプロが多数在籍しています。
いつでもご相談ください!!!
来週もお楽しみに!!