ウシは減価償却によって経費になる!?
おはようございます!
セブンセンスグループ(SSG)の徐です。
昨日ははるばる北海道は釧路から来た方々と
重要なミーティングがありました。
この方々は北海道の酪農家の方々を主な顧客
としてビジネスをしている会社で、牛さんに
関する興味深い話を伺うことができました。
牛? はい、ウシです。
ということで、今朝は牛の話をしましょう~
ではレッツゴー!
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ウシ(牛 英名:cattle)は、
哺乳綱鯨偶蹄目ウシ科ウシ亜科の動物である。
野生のオーロックスが家畜化されて…
(ウィキペディア(Wikipedia)より)
なんて、ウシとはなんぞや?という話は全く
関係ないので横に置いといて、
生物も減価償却の対象だよ~、知ってた?
というのが今朝のお話です。
ウシ? はい、生物です。
ナマモノ? いえ、セイブツです・・・
酪農家という職業は乳牛を飼育して乳製品
の原料となる生乳を生産するお仕事です。
牛ではなくヤギの場合などもあるかと思い
ますが、そんな細かな話も横に置いといて、
酪農家さんも立派な職業・事業です。
当然に売上があって生計を立てています。
売上があるということは経費があります。
差引で税金を計算します。
さて、立派な売上をあげてくれる立派な
牛さん達ですが、会計・税務上はいったい
どうやって処理するのでしょうか・・・?
稼いだお金(売上)とどう対応させて費用
を計上していくのでしょうか・・・?
ムムム…。
減価償却試算の耐用年数表に「生物」という
項目があるのですが、見たことない方々が
ほとんどだと思います。こんな感じです。
↓↓↓
牛・・・繁殖用の役肉用牛6年、乳用牛4年
種付用4年、その他用6年
馬・・・繁殖用6年、種付用6年、
競走用4年、その他用8年
豚・・・3年
参考:耐用年数表(生物)
↓↓↓
https://www.nta.go.jp/law/tsutatsu/kihon/hojin/07/07_06_04.htm
つい先日「フェラーリの耐用年数は6年、
中古だと最短2年で償却ですよ~」なんて
セミナーをしていたのですが、次はウシの
耐用年数を考えさせられるとは…。
税務はホントに奥が深い・・・
さてさて、外から買ってきた牛は、その対価
として支払った金額が取得原価になるので、
この金額を減価償却していきます。
じゃあ、その牛から子牛が生まれたら??
その子牛も成長すれば立派に売上を計上する
ことができる重要な資産です。
でもどうやって対応させるのでしょうか?
タダで出てきたから売上が全部利益になる?
そうではなく、なんと立派な乳牛に育つ
までのエサ代が取得原価になります。
売上を稼げるような立派な牛に成長する
までにかかるエサ代は、「育成仮勘定」の
名目で処理し、美味しいお乳が出るように
なった時に初めて減価償却資産として
振り替え計上することになります。
育成仮勘定…。
世の中いろんな勘定科目があります。
会計も税務も奥が深い…。
ということで、都会にお住いの皆さんには
あまり関係ないかもですが、今朝は生物に
関する減価償却のお勉強でした!
どこかでネタとしてお使いください・笑
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