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上場廃止危険度ランキング

おはようございます。

金曜日を担当していますセブンセンスグルー
プ(SSG)公認会計士の髙橋です。

金曜担当の私からは、会計・財務、税務、監
査、内部統制関連の基礎・Tips等をお伝えし
ます。

106回目の今回は今年の4月からの東証再編に
ついての記事がありましたのでご紹介します。

<東証再編が招く「上場廃止ラッシュ」、9種 の独自ランキングで判明した“危ない”45社>
https://diamond.jp/articles/-/296486
週刊ダイヤモンド 2022年2月26日号

要約すると・・・、

・現状、再編後の上場基準を満たせていない
企業は、東証に基準到達に向けた計画書を出
すことで一時的に市場に残る事を許されてい
るが、

これら「猶予企業」は560社にも上り、各社
は自ら決めた期限内に基準を到達するための
道筋や目標が記載している。

・到達出来なければ上場廃止となるが、当該
計画書を検証し、上場廃止危険度ランキング
を作成。

・猶予企業の絶望的な状況を浮かび上がらせ
た。

・「背伸びをして最上位のプライム市場にし
がみついた上場企業の多くが、数年以内に確
実に上場廃止に追い込まれる」(大手証券幹
部)

というもの。

編集部が、上場基準を満たせずに計画書を提
出した企業の計画書を検証し、独自の危険度
ランキングを作成しています。

上場を維持するためには、株主数、流通株式
数、流通株式時価総額、売買高・代金、流通
株式比率等の

新たな上場維持基準が各市場ごとに設けられ
ています。

プライム市場における基準時価総額は100億
円ですが、65社以上が現在の時価総額を2倍
以上にしなければ、上場は維持できません。

期限は各社にばらつきがありますが、短い会
社で1年~3内、長い会社でも5年~7年内に
目標を達成する計画となっています。

グロース市場のような成長性の高い企業であ
れば、時価総額を2倍にするということは現
実的な場合もありますが、

プライム企業のようなある程度成熟した企業
が時価総額を2倍にするためには、同規模の
企業を買収するなど、

かなりドラスティックな変革を行わないと実
現することは難しい目標と考えられます。

なお、ワースト一位の企業は5年内に時価総
額を7倍以上にするという計画です。

また、時価総額を上昇させるためには、逆算
して目標売上高も高く設定する必要がありま
すが、

その売上高目標が高すぎる企業のランキング
も作成されています。

ワースト一位の企業は、売上高を3年内に売
上高を5倍以上にする必要があります。

なお、この企業はサービス業の企業であり、
直近の売上高は新型コロナの影響により前期
比で60%以上の売上が減少しているため、

新型コロナが収束すれば、目標売上の達成は
可能と考えているようです。

いずれにせよ、ランキングに載っている企業
の株式を保有している方や、市場再編の影響
を受ける企業の株式を保有している方は、

今後の計画等を一度再確認してみる必要があ
ると言えるでしょう。

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