審査のポイント

おおむね次のようになります。

1、借入申込人の借入資格、信用状態は十分か
2、資金使途及びその必要資金量は妥当か
3、融資金は確実に返済されるか、その財源は何か
4、保全措置としての担保、保証は十分か
5、融資金利、融資メリットは十分か
6、融資に対する担当者の意見(店内稟議の場合)、支店の意見(本部稟議の場合)はどうかしたがって、融資稟議書にはこれらの事項がまとめられている必要があります。

稟議書の構成

融資稟議書は、稟議書とその付属書類から構成されます。

稟議書には、借入申込人の住所、氏名、年齢、業種等が明示され、融資金額、融資金利、返済期限、資金使途、所要金額、調達計画、必要理由、返済財源等資金ニーズに関する事項を、さらに担保、保証人、支店意見(担当者意見)等を記入し、案件の要旨が集約されます。

稟議書付属書類とは

融資先の概要を説明する管理資料として「取引先概況表」「決算書類」、近況を示す「試算表」「売上仕入実績表」「資金繰表」、資金ニーズ要因を説明する案件付表としての各種「必要資金算定表」、長期資金に関しての償還財源を示す「長期資金利益計画表」等があります。その他の補足説明が必要な場合には、適宜、補足の説明書に記入します。

以上で稟議書は構成されることになります。

ポイント

借入申込みを受けた融資案件は、融資の4原則に則り採否の決定を行わなければならず、この決定に際し、借入申込先の信用調査・回収を確実に実現させるための保全(担保)措置、融資による直接・間接に派生する効果、メリット等をあらゆる角度から調査・検討し決定されます。この検討・決定段階を「融資案件の審査」と言い、この審査を受けるために、調査資料、調査結果を書類にまとめ、融資の採否の決裁を仰ぐ書類が「融資稟議書」です。融資稟議書は「審査のポイント」が簡潔かつ明瞭にまとめられている必要があります。