資金回収の概要

締め日における売上高の金額の算出の方法

1、締め日が月末を除く月中のある日の場合

前月売上高÷30日×(締め日の翌日からその月の月末までの日数)+当月売上高÷30日×(1日より締め日までの日数)=当月締め日の売上高

となります。

2、締め日が月末の場合は、当月の売上高がそのまま締め日の売上高となります。

回収金額の算出の方法

回収金額は、回収日にかかわらず、

締め日の売上高×現金回収率=現金回収額
締め日の売上高×手形回収率=手形回収額

となります。

月末売掛金残高の算出方法

1、回収が翌月にまたがる場合

売掛金残高

=前月売上高-当月回収高+当月売上高
=前月売上高÷30日×(前月締め日の翌日~前月月末までの日数)+当月売上高

2、回収が締め日の当月中の場合

売掛金残高

=当月売上高÷30日×(当月締め日の翌日~当月までの日数)

となります。

*日数計算は1ヵ月30日と仮定して計算。
*売上高÷30日は、売上高が1ヵ月を通じ平均的に売れたと仮定して1日当りの平均売上高を計算の基礎としています。以上が回収の計算となります。

4、割引手形

割引手形は、回収した受取手形の資金化となるため、一般的には、当月回収手形のうちの何割程度を割引手形に回すかの比率はある程度一定していると考えられますので、割引手形の金額推移を見ていく必要があります。

5、受取手形期日入金

回収手形(繰越の受取手形(手持手形)から割引手形に回した残りを含みます)は、手形期日に取立てられこれが入金額となります。本例でいうなら、4月10日に回収された手形はサイト3ヵ月ですから7月10日に期日が到来することになります。以上を月ごとに確認し異常がないことをチェックすることにより、資金繰表の信憑性を確認することが出来ます。

回収のしくみ

ポイント

売上高の異常の有無に注意します。資金繰表の収入のチェックでは、月間売上高が毎日同額ずつ増加するものと仮定した数値と提出された資金繰表の数値を比較して妥当性を検討します。提出された資金繰表は実際の販売・回収状況・需要に基づいて作成されますので、理論上の数値とのズレは生じますが、乖離が大きい場合には、当該乖離の要因を分析します。可能であれば企業側にヒアリングを行う等して確認する必要があるでしょう。